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正月縁起物 葉の上に実が成る「千両」

正月縁起物 葉の上に実が成る「千両」

センリョウ(千両、学名:Sarcandra glabra)とは、インド、マレーシア、日本原産で、センリョウ科センリョウ属の常緑小低木です。
別名で、中国語の草珊瑚(クササンゴ)とも呼ばれます。

樹高は、50~100cmです。
葉に光沢があり、薄く、皮質で、葉縁に鋸歯があります。 葉上に果実を成らせます。
センリョウは無花被花(achlamydeous flower)とされ、花には花被がありません。
6月~7月に、緑色の雌蕊が出て、その横に薄緑色の雄蕊が付きます。花弁はありません。
11月~翌1月に、直径0.5~0.6cmの球形の赤い果実が成ります。
黄色い実が成るものは、キミノセンリョウ(黄実千両、学名:Sarcandra glabra f. flava) と呼ばれます。
庭木や、寺木、床飾りの寄せ植え、生け花、お正月飾りにも用いられる縁起物の木です。

旧貨幣の名前が付く植物

花名に旧貨幣のつくものに、マンリョウ、センリョウ、ヒャクリョウ、ジュウリョウ、イチリョウがあります。金額は、果実の多さや、樹高の高さに拠ります。
金額の多いものから順に、以下になります。この内、センリョウはセンリョウ科、イチリョウはアカネ科で、その他は、ヤブコウジ科の植物です。
この内、センリョウはセンリョウ科でイチリョウはアカネ科、その他は、ヤブコウジ科です。 センリョウ科のセンリョウは葉上に果実をならせ、鳥に積極的に果実を食べさせるのに対し、ヤブコウジ科のマンリョウ、ヒャクリョウ、ジュウリョウは葉の下に隠れるように実をつけます。

マンリョウ(万両、学名:Ardisia crenata)ーヤブコウジ科、
センリョウ(千両、草珊瑚、学名:Chloranthus glaber)-センリョウ科、
ヒャクリョウ(百両、学名:Ardisia crispa)ーヤブコウジ科、
ジュウリョウ(十両、学名:Ardisia japonica )ーヤブコウジ科、
イチリョウ、アリドオシ(一両、学名:Damnacanthus indicus)-アカネ科

花言葉と詳しい説明は本部員をご参照ください、

■関連ページ
センリョウ(千両、学名:Chloranthus glaber)
キミノセンリョウ(黄実千両、学名:Sarcandra glabra f. flava)
特集 赤い実
かぎけんWEB図鑑|木の実・草の実図鑑
「かぎけん花図鑑交流ページ」への投稿ページ
正月縁起物 葉の上に実が成る「千両」かぎけん花図鑑、2025年1月6日(月)
#千両 #赤い実#正月床飾り #縁起植物 #かぎけん花図鑑 #株式会社科学技術研究所

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