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4月10日の誕生花、イチジク(無花果)

4月10日の誕生花、イチジク

イチジク(無花果、学名:Ficus carica)とは、アラビア原産でクワ科イチジク属の落葉小高木とその果実を言います。
果実を食用とするために栽培されます。
英名では、Fig tree(フィグ・ツリー)と呼ばれます。
世界最古の栽培植物です。日本へは江戸時代に渡来し、北海道を除く全国に分布します。

50%
ヨーロッパで人気のいちじくパン

樹高は、2〜3 mです。
葉は緑色でザラザラしており、葉裏に荒毛が密生し掌状で3〜5深裂し、互生して付きます。
雌雄異株・雌雄異花です。
5月から6月に、葉腋に付く緑色の花嚢(かのう)内に花を咲かせます。
花序は隠頭花序で、花は小さな単性花です。
受精にはイチジクコバチ(Blastophaga)が必要ですが、日本では昆虫を必要としない単為結果性品種が栽培されています。
8月から10月(9月出荷が多い)に、集合果がなります。
果実は重さが50〜200 gの倒卵球形で、花嚢が熟して緑色から暗紅紫になれば食べられます。可食部は花托に当たります。
栽培品種は雌株ばかりで、果実が成っても種子ができないので、繁殖は挿し木で行います。

イチジクの用途

日本ではさほど好んで食べる習慣が無く、食べる場合は生食か、甘露煮で食べますが、
ヨーロッパでは好んで食べられ、ケーキや、パンの具、タルトの素材とされます。
旧約聖書では、アダムとイブがイチジクの葉で作った腰蓑で裸を隠すのに使ったとされます。
木を傷つけると出る粘々した白汁には、蛋白質分解酵素が含まれており疣取りに使われます。
果実や葉を乾燥して作る漢方薬は便秘や神経痛等に薬効があるとされます。

和名の由来

和名の「無花果」とは、花を内部に咲かせ、外には現れないことに拠ります。
属名の「Ficus(フィカス)」は、ラテン語で「イチジク属」を意味します。
種小名の「carica」は、原産地の小アジアの地名です

花言葉

「実りある恋」

イチジク属の植物

イチジク属の植物には、以下があり、特集 イチジク属にまとめました。
アコウ
ガジュマル(榕樹)

■関連ページ
イチジク(無花果、学名:Ficus carica)
特集 イチジク属
4月の誕生花
4月10日の誕生花、イチジク(無花果)かぎけん花図鑑 花日記2025年4月10日(木)
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