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4月21日の誕生花、クロタネソウ(黒種草=ニゲラ)

4月21日の誕生花、クロタネソウ(黒種草=ニゲラ)

クロタネソウ(黒種草、学名:Nigella damascena)とは、南ヨーロッパ~地中海沿岸原産で、キンポウゲ科クロタネソウ属の一年草です。
日本で、ニゲラといえば、通常、本種をさします。英名では、ニゲラ(Nigella)、学名ではNigella damascena(ニゲラ・ダマスケナ) 、花は別名で Love in a mist(ラブ・イン・ア・ミスト、霧の中の恋人)、果実はDevil-in-a-bush(デビル・イン・ア・ブッシュ、藪の中の悪魔)、とも呼ばれます。
日本へは江戸時代末期に入ってきました。

草丈は。30~70 cmです。、
細い葉のように見える総苞片が、青や白い花(実際には、萼片)を覆っています。
この花のように見えるものは萼(がく)であり実際の花弁は退化して蜜腺化しています。
萼は花より長持ちするので、開花期(花ではありませんが)が長く楽しめ、また花後には果実がドライフラワーとして活躍します。
種子にはバニラ香があります。

花言葉

「夢で逢えたら」

花名の由来

和名の「クロタネソウ(黒種草」とは、花後に成る球形の果実に、沢山の黒い種子が入っていることに由来します。
属名の「Nigella」は、ラテン語の「niger(黒い)」が語源で、種子が真っ黒なことに拠ります。
種小名の「damascena」は、ダマスカス産と言う意味で、原産地を表します。
「 Love in a mist(ラブ・イン・ア・ミスト、霧の中の恋人)」は、細い葉のような総苞片に包まれた花(萼だけど)を、霧の中に佇む恋人のイメージに例えたもの。
「Devil-in-a-bush(デビル・イン・ア・ブッシュ、藪の中の悪魔)」は、果実の先端に角がある姿が茂みに潜む悪魔をイメージしたもの。

同属の花

同属に黄色い花を咲かせるニゲラ・オリエンタリス(Nigella orientalis)や、
古代エジプトで3300年前から使われている「ニゲラ・サティバ(N. sativa)」は、英名で「ブラッククミン」、その種子はブラックシード、和名は「ニオイクロタネソウ」という品種で、スパイスや万能薬とされます。イスラム教の指導者ムハンマドは、「死以外のすべての病を治す薬」と言っています。

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クロタネソウ(黒種草、学名:Nigella damascena)
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4月21日の誕生花、クロタネソウ(黒種草=ニゲラ)かぎけん花図鑑 花日記2025年4月21日(月)
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