源005.源氏物語の草木 第5話 蓬
源氏物語の草木
あらすじ
帝が人(靫負命婦)を使わされて、母と対面する場面が続きます。
第5話 靫負命婦の弔問その2
母の涙
(源氏物語 1.7 靫負命婦の弔問)
娘を亡くした桐壺母の悲しい述懐が続きます。
(故桐壺の母)
「今までとまりはべるがいと憂きを、かかる御使の蓬生(よもぎう)の露分け入りたまふにつけても、いと恥づかしうなむ」とて、げにえ堪ふまじく泣いたまふ。(源氏物語)
「今日まで生きながらえているのがまことに辛い上に、このようなご使者を蓬(よもぎ)の露を分け入りお入り頂くことが、とても恥ずかしゅうございます」と、堪えきれずに泣かれた。(意味)
蓬生登場、地味ですが
第4話には、庭に生えていた鉄葎(カナムグラ)が登場しましたが、同じ庭には蓬生(ヨモギウ)も生えています。現在の「ヨモギ」のことです。草に関心の無い方は、鉄葎も蓬も庭の雑草と扱われ、虫の居所が悪ければ除草されてしまいそうです。しかし、今回は「蓬生」が主人公ですから、今、引っこ抜かれては困ります。
ヨモギ(蓬、学名: Artemisia indica var. maximowiczii)とは、中央アジア原産で日本の在来種であるキク科ヨモギ属の耐寒性常緑多年草です。日本全国の畦道や山野に自生します。別名で、「サシモグサ(万葉集)」や「モチグサ(餅草)」、「モグサ」、「蓬生」(よもぎう、源氏物語)と呼ばれます。英名では、Japanese mugwort です。ヨモギは、餅に漉き込んでヨモギ餅にしたり、モグサはお灸に使われ(現在ではあまり見ませんが)て役立っています。
ヨモギはお役に立ちまっさかい。ヨモギモチ(蓬餅)なんぞいかが
ヨモギの詳しい説明や花言葉は、こちらをご覧下さい。
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ヨモギ(蓬、学名: Artemisia indica var. maximowiczii)、
万葉集 恋しくてなりません🐸🎍万葉集草木98.蓬
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