コムラサキ(小紫、学名:Callicarpa dichotoma)は、シソ目クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。
初夏に薄紫色の花を咲かせ、秋に垂れた枝に紫色の小球形の果実を多数付けます。
幹に近いところから枝先に向かって色付く果実は、鳥の好物のようです。
緑色の葉は上半分に鋸歯が見られ、葉は対生に付きます。
コムラサキと似た花に、同科同属の
ムラサキシキブ(紫式部) がありますが、
通常、家庭の庭で見られムラサキシキブと呼ばれるものは、実際には、コムラサキであることが多いです。
コムラサキの白色品種に、
シロミノコムラサキ(白実の小紫)
一般名:コムラサキ(小紫)
学名:Callicarpa dichotoma
別名:コシキブ(小式部)
:
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱シソ目クマツヅラ科ムラサキシキブ属
分布:日本、朝鮮半島、中国
樹高:200〜300cm 開花期:6〜8月 成実期:9〜12月 花色:薄紫 果実色:紫 果実径:0.35cm
●コムラサキとムラサキシキブの違い
◆果実の付き方:
ムラサキシキブは比較的疎らに付きますが、コムラサキは果実が固まって付きます。
◆葉柄と花柄の付く位置:
ムラサキシキブは近接していますが、コムラサキは少し離れて出ます。
◆葉の鋸歯:
ムラサキシキブは全葉にありますが、コムラサキには上半分にしかありません。
◆樹高:
ムラサキシキブの方が高い(3〜4m)、コムラサキの方が低い(2〜3m)です。
◆枝垂れ:
ムラサキシキブは枝垂れませんが、コムラサキは枝垂れます。
◆分布:
ムラサキシキブは山野の林に自生し、コムラサキは家庭の庭先に植栽されています。
■ムラサキ(紫)と付く花
ムラサキゴテン(紫御殿)、
ムラサキツユクサ(紫露草)、
ムラサキハナナ(紫花菜)、
コムラサキ
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