ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)とは、ロゼット状をした基部から、
翌年の夏、長い茎先に総状花序を伸ばし多数の黄色い小花を咲かせるゴマノハグサ科モウズイカ属の二年草です。
ビロード状の綿毛で覆われた柔らかい灰緑色の葉は大きく30cmにもなります。
葉の大きさは上葉と下葉で大きさが極端に異なります。
葉に綿毛があるため葉は柔らかく灰緑色に見えます。
花は優しい薄黄色をしており花は閉じた感じで咲きます。
観賞用とされる他、花茎はドライフラワーとして用いられます。
また、薬効のあるハーブとして知られ、鎮静・鎮痛・去痰剤として、また腎臓病・高血圧等の治療薬として用いられました。
別名でマレイン(mullein)と藻呼ばれますが、マインとはラテン語で柔らかいという意味です。
似ている花に、 アレチモウズイカ(荒地モウズイカ) があります。
一般名:ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)
学名:Verbascum thapsus L.(ヴェルバスクム・タンプサス)
別名:ホザキモウズイカ (穂咲毛蕊花)、マレイン(mullein)、グレート・マレイン(great
mullein)、バーバスカム・タンプサス(Verbascum thapsus)、アダムズ・フランネル(Adam's
flannel)、ニワタバコ
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ゴマノハグサ目ゴマノハグサ科モウズイカ属
原産地:ヨーロッパの地中海沿岸
日本各地 環境:野原や道端で野生化
草丈:100〜200cm 全草:灰白色の毛が密生 根生葉長:30cm 茎上の葉:無柄、翼あり 葉色:灰緑色
総状花序高:50cm 短い花柄 花色:黄 花径:2cm 開花期:6〜8月 果実形:球形 果実状態:毛に覆われ萼に包まれる
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