アカミミガメ(赤耳亀)【かぎけんWEB】

アカミミガメとは爬虫綱カメ目潜頸亜目リクガメ上科ヌマガメ科アカミミガメ属の陸亀です。
別名:ミシシッピーアカミミガメ、ミドリガメ(幼体)、Red-eared slider

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アカミミガメ(赤耳亀)、熊本動植物園


アカミミガメ(赤耳亀)とは

アカミミガメ(赤耳亀)とは、北米のミシシッピ川やリオグランデ川の、流れの緩やかな河川や湖沼、湿地帯に自然分布するカメ目潜頸亜目リクガメ上科ヌマガメ科アカミミガメ属のリクガメ(陸亀)です。
日本では、北海道以外に生息しています。 甲の長さは、28〜35cmで、甲羅の色は緑、雄の成体は暗褐色〜黒地で、黄色い筋模様があります。 頭部や四肢、尾の色は濃緑をしています。 眼後部〜鼓膜上部の耳に当たる部分に赤や橙色の斑紋があるので、アカミミガメ(赤耳亀)と呼ばれます。
幼体は緑色なので、日本へはミドリガメという名でペットとして輸入されました。 雌の方が雄より身体が大きくなります。 雄の前肢の爪は長く、これは雌への求愛行動や他の雄への威嚇に使われます。 水面上の岩や流木などの上で日光浴をすることが好きです。 行動は昼行性で、魚類や両生類、甲殻類、貝類、昆虫類、鳥類、水草、草木(葉、花、果実)などを採食する雑食性です。舌の構造上、水の無い場所では摂食できません。

天敵

天敵は、大型動物や大型鳥類、人間などです。 繁殖形態は卵生で、産卵期は5〜8月、一度に雌が産む卵数は2〜25個です。 ペットで飼われていた個体が逃亡、または、遺棄されたものが川や池に定着しています。

外来生物法で規制
日本に帰化後は、旺盛な生命力、繁殖力で、日本固有 のイシガメ(石亀)や、クサガメ(草亀) などの生活を脅かす存在となっており外来生物法で規制されています。

同属
テネシー州のカンバーランド川のカンバーランドキミミガメ(Cumberland slider、学名:Trachemys scripta troostii)、 サウスカロライナ州チャールストンのキバラガメ(黄腹亀、Yellow-belied slider、学名:Trachemys scripta scripta) などがいます。

一般名:アカミミガメ(赤耳亀)
学名:Trachemys scripta
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門爬虫綱カメ目潜頸亜目リクガメ上科ヌマガメ科アカミミガメ属
別名:ミシシッピーアカミミガメ、ミドリガメ(幼体)、Red-eared slider
原産地:アメリカ合衆国とメキシコのミシシッピ川とリオグランデ川に自然分布 環境:流れの緩やかな河川・湖沼・湿地帯
生息分布:北海道以外の日本
甲長:28〜35cm 甲羅色:緑(雄の成体:暗褐色〜黒)地に黄色い筋模様 
頭部・四肢・尾色:濃緑 眼後部〜鼓膜上部の色:赤や橙色の斑紋(これを耳に見立てた) 
幼体の色:緑・黄(ミドリガメと呼ばれる) 
雌の方が雄より大きい 雄の前肢の爪が長い(雌への求愛行動や他の雄への威嚇に使う)
嗜好:水面上の岩や流木などで日光浴 行動:昼行性 
食性:植物食主体で動物食もする雑食性 
食性:魚類、両生類、甲殻類、貝類、昆虫類、鳥類、水草、草木(葉、花、果実)などの雑食性、舌の構造上、水の無い場所では摂食できない。 
天敵:大型動物、大型鳥類、人間
繁殖形態:卵生 産卵期:5〜8月 一度に雌が産む卵の数:2〜25個 
備考:ペットで飼われていた個体が逃亡または、遺棄されたものが川や池に定着。外来生物法で規制されている。


■関連ページ

アカミミガメ(赤耳亀)  熊本動植物園の動物(2008年10月13日)  爬虫類図鑑  麹町便り  memo 


アカミミガメ
「水に浸かり過ぎて甲羅がふやけそうや」

アカミミガメ
「上がって、日向ぼっこでもしよっ」

アカミミガメ
「ん、何ね?」

アカミミガメ
「ちっちゃい頃は緑色で可愛かったのに、言われてもなぁ」

アカミミガメ
「誰かていつかは大人になるや、ぼん!

アカミミガメ
「そやそや」、「そやそや」、「おっさん、ええこと言うで〜」

アカミミガメ(赤耳亀)
熊本動植物園で、2008年10月13日