ベルーガ(Beluga、学名:Delphinapterus leucas)は、北極圏およびその周辺海域の沿岸や流氷域にのみ生息するクジラ目イッカク科ベルーガ属の白い小型のクジラです。
海氷の氷縁に沿って移動し、毎年決まった回遊を行います。
氷の海に生息しているため成体は全身を保護色の白色となっているので、シロイルカ(白海豚)や、White whaleとも呼ばれます。また、ベルーガとはロシア語で白いという意味です。
鯨の仲間ですが、頭は小さくて丸いですが、メロン(頭部の膨らみ)は発達しています。
頸椎が固定されていないため自由に首が回ります。
呼吸孔を使って出す音が高く澄んで変化に富んでいることから、歌っているように聞こえ、海のカナリヤと称されます。
この呼吸孔は、仲間とのコミュニケーションや食べ物を探す際のレーダーの役割をしています。
食べものはサケやニシンなどの魚類や、軟体動物、甲殻類など、100種類もの多様な海性生物を捕食し、丸呑みします。
春〜夏に大集団を形成します。
繁殖は胎生で行い、出産は春〜夏に行います。妊娠期間は14〜16ヶ月程で、出産場所は河口付近で行います。
一度に産まれる仔の数は1仔で、出生時体長は1.5m、仔の体色は濃灰色で、年頃になると親と同じ白色になります。
仔が灰色で産まれるのは出産場所の河口の水が濁っているため保護色としていると言われます。
個体数が減っており、危急種に指定されています。
一般名:ベルーガ(Beluga)
学名:Delphinapterus leucas
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱クジラ目(鯨偶蹄目)ハクジラ亜目マイルカ上科イッカク科ベルーガ亜科ベルーガ属
別名:シロイルカ(白海豚)、White whale
生息分布:北極圏およびその周辺海域のロシア北部やグリーンランド、北米北部など極北のみに生息 環境:沿岸、流氷域
行動:海氷の氷縁に沿って移動し、毎年決まった回遊を行う
全長:4〜5m(♂)、3〜4m(♀) 体重:1〜1.5t(♂)、0.5〜1t(♀) 背鰭:無し
体表色:全身白 社会性:数千頭の群れで生活
特徴:頭は小さく丸い、頸椎が固定されていないので自由に首が回る、呼吸孔を使って出す音は高く澄んで変化に富み歌っているように聞こえるため海のカナリヤと称される、呼吸孔は仲間とのコミュニケーションや食べ物を探すレーダーの役割がある、メロン(頭部の膨らみ)が発達、食性:サケ、ニシンなどの魚類や、軟体動物、甲殻類など100種類もの多様な海性生物を捕食する動物食性、丸呑みする
繁殖方法:胎生 性成熟年齢:8〜9歳(♂)、4〜7歳(♀) 出産時期:春〜夏(4〜8月) 妊娠期間:14〜16ヶ月 出産場所:河口付近 一度に雌が産む仔の数:1仔 出生時体長:1.5m 生まれた仔は濃灰色→白(7〜9歳)
出産間隔:3年 授乳期間:20〜24ヶ月 平均寿命:25〜35歳
備考:ベルーガとはロシア語で白いという意味、危急種
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