ベネットアカクビワラビー(Benett's Wallaby)は、
オーストラリア・タスマニア島やキング島の森林〜平原に生息する
フクロネズミ目カンガルー科カンガルー属の小型のカンガルーです。
ベネットアカクビワラビーという名前は、背側の首筋の毛に赤味があることに因みます。
カンガルー科特有の育児嚢を持つ有袋動物です。
短く小さな前足には爪があり物を掴んで食べることができます。
後足は長く大きくて筋肉が付いており、尾でバランスを取りながら、移動はジャンプで行います。
夕方から行動し、木の枝や葉、樹皮、草などを菜食します。
ベネットアカクビワラビーには2亜種あり、
オーストラリア南東部ぶ生息するものはオーストラリアアカクビワラビー(M rufogriseus Banksianus)、
タスマニア等の島嶼にいるものがベネットアカクビワラビー(M rufogriseus Rufogriseus)とされ、
日本で通常見られるのはベネットアカクビワラビーです。
一般名:ベネットアカクビワラビー(Benett's Wallaby)
学名:Macropus rufogriseus
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱獣亜有袋目(フクロネズミ目)カンガルー科カンガルー亜科カンガルー属
別名:ベネット・ワラビー(Benett's Wallaby)、レッドネックワラビー(Red-necked Wallaby)
原産地:オーストラリア
分布:オーストラリアのタスマニア島、キング島 環境:森林〜平原
体長:65〜90cm 尾長:60〜85cm 体重:10〜25Kg 体色:全体的に褐色、白(腹部)、黒(四肢先、耳周囲、尾先、鼻先)
食べ物:木の枝、木の葉、樹皮、草等の草食性 出産時の仔の体重:1g、無毛。 社会生活:単独〜小グループ 行動:夕方から
繁殖形態:胎生 出産時期:1〜7月 一度に雌が産む仔の数:1仔 妊娠期間:約1ヶ月 寿命:15年
特徴:背側の首筋の毛に赤味。育児嚢を持つ有袋類。カンガルーより小。
前足は短小、後足は長大、尾は長い。移動:ジャンプ。前足にある爪で物を掴んで食べる
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ベネットアカクビワラビー(Benett's Wallaby)
江戸川自然動物園(2009年11月8日)
動物図鑑
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