ホンドタヌキ(本土狸)は、本州〜九州の森林や里山に生息するネコ目イヌ科タヌキ属の中型の野生の哺乳動物です。
身体はずんぐりむっくりしており四肢は短く尾は太い。
体毛は灰褐色に白毛が混ざり、鼻から目と頭、四肢は黒っぽい。
イヌ科ですが、足は遅く犬歯も発達していませんが、泳ぎは達者です。
木登もできるので、木になる果実を採って食べたり、小動物、人家の生ゴミを餌としますが、食べ物は、蛙や鼠、蛇、野兎等の小動物、ミミズや百足等の昆虫、タニシ等の貝類、蟹等の甲殻類、山鳥等の鳥類、蜜柑、柿、枇杷、梨、等の果実、木の葉、根茎、地下茎、ドングリ、穀類等の植物、生ゴミなどと雑食性です。
住処は自分で作らず他の動物の廃墟を利用したり、自然に出来た根元や穴、廃屋や寺の床下に住み着きます。
犬が電柱などに排尿してマーキングするように、タヌキは巣の近くに溜め糞をします。驚くと失神することや、足の遅いこと、自動車のライトで立ちすくむなどで、自動車事故の被害に遭いやすい。
アナグマやハクビシンと似ていますが、それらに比べて敏捷性に欠けます。
ペアは相手が死ぬまで続き、雄が仔の毛づくろい(グルーミング)をする等、面倒見が良いです。
一般名:ホンドタヌキ(本土狸)
学名:Nyctereutes procyonoides viverrius
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属
別名:ムジナ、Racoon Dog
生息分布:本州〜九州の日本、朝鮮半島、中国、ロシア 環境:森林、里山
体長:50〜60cm 体重:5〜10Kg 尻尾長:15〜20cm 体毛色:茶褐色 四肢色:黒
食べ物:蛙や鼠、蛇、野兎等の小動物、ミミズや百足等の昆虫、タニシ等の貝類、蟹等の甲殻類、山鳥等の鳥類、蜜柑、柿、枇杷、梨、等の果実、木の葉、根茎、地下茎、ドングリ、穀類等の植物、生ゴミなど雑食
行動型:夜行性 繁殖期:初春〜初夏 繁殖:胎生 妊娠期間:2ヶ月 一度に生む仔数:4〜6頭
鳴き声:きゅいーん
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