レッサーパンダ(Lesser panda)は、
食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属の動物で2亜種がいます。
シセンレッサーパンダはビルマ北部〜中国南部の高山にある竹林に生息します。
ニシレッサーパンダ(ヒマラヤレッサーパンダ)はネパール〜アッサムまでのヒマラヤに生息します。
どちらも、体毛が赤茶地で手脚と腹は黒く、
耳が立ち、円らな黒い瞳で、頬に白っぽい円い模様があります。
尻尾は太くリング状の縞模様が6本ほどあります。
後ろ足で立った千葉市動物園の「風太」が評判となり、一大ブームとなりました。
夜行性で日中は木の上で寝ています。
犬と同様、マーキングを行い、縄張りを主張します。
餌として、竹や筍、笹の葉、木の実、果物、昆虫などの小動物を食べる雑食性です。
両亜種は似ていますが、シセンレッサーパンダの方が体毛色が濃く身体も大きいです。
日本の動物園で見られるレッサーパンダはほぼシセンレッサーパンダです。
ニシレッサーパンダは、日本では熱川バナナ園のみで飼育されています。
一般名:ニシレッサーパンダ(西Lesser panda)
、学名:Ailurus fulgens fulgens、分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱食肉目(ネコ目)イヌ亜目イタチ上科レッサーパンダ科レッサーパンダ属(アライグマ科アライグマ属)、別名:Red panda(レッド・パンダ)、小熊猫(中国語)、分布:ネパール、生息地:高山の竹林・森林、体長:50〜60cm、体重:5kg前後、尾長:40cm前後、尻尾長:40cmと長く、また長い毛に覆われている。体表色:赤茶地、四肢色:黒、腹色:黒、顔色:赤茶色に白い模様、顔形:丸顔、耳:大きく尖っている。足裏:毛が生えている。尻尾色:亜科茶地に6本程度の黒い輪模様、食性:主として竹や笹の葉を食べ他に、筍、木の実、果物、昆虫、鳥などの雑食性、社会性:単独で生活、行動:夜行性、出産形態:胎生、一度の出産数:〜4頭、特性:縄張り意識が強く、肛門線で臭いづけを行ったり、決まった場所に排便してテリトリーマークをつける。、
特記:絶滅危惧種で世界各地の動物園で繁殖を行っている。
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動物図鑑
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