オットンガエル(学名:Rana subaspera)は、奄美大島だけに住む固有種で、
カエル目アカガエル科アカガエル属オットンガエル種の大きな蛙です。
「オットン」とは奄美の方言で「大きい」という意味です。
身体の大きさは大人の掌に乗せて第2関節位まであり、体の大きさは雌の方が大きいです。
体表色は茶色で背中に多数の疣があり、お腹は白い。
普通のカエルは前足の指が4本ですが、オットンガエルは5本目の指を持ち、その指には鋭い爪が隠れています。
山地の土の上に住み、産卵は渓流で行います。
「グッグッグフォン」と言う鳴き声は4〜10月まで聞こえます。
森林伐採などにより生活圏を奪われ減少しており絶滅危惧IB類に指定されています。
一般名:オットンガエル
学名:Rana subaspera
分類名:動物界脊椎動物門脊索動物亜門両生綱カエル目(無尾目)カエル亜目アカガエル科アカガエル属オットンガエル種
別名:Otton frog
生息分布:奄美だけ 環境:山地の地上、産卵は渓流で 雌雄サイズ:メスの方が大
体表色:茶色に疣イボ(背側)、白(腹側)
体長:9〜14cm 前足の指:普通のカエルは4本だが、オットンは5本目の指を持ちそこに鋭い爪を隠し持つ
鳴き声:グッグッグフォン 鳴き声が聞ける期間:4〜10月
食性:節足動物や昆虫などの動物食
繁殖形態:卵生 産卵期:4〜8月
備考:オットンとは奄美方言で「大きい」という意味、絶滅危惧IB類
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