スマトラトラ(Sumatra虎)は、スマトラ島の熱帯雨林にのみ生息する食肉目ネコ科ヒョウ属トラ種のトラ(虎)の一亜種です。トラの仲間にはシベリアに生息するアムールトラやインドに生息するベンガルトラなどがいますが、このスマトラトラが現存する中では最小です。背側の体色は赤褐〜黄土色地に黒い縞模様があり縞数は他のトラより多く鮮明で背背部以降は2本ずつの束になっています。。雄は雌より2〜3割体が大きい。
一般にトラは黄色〜赤褐色の体色に黒い縞模様があり森や藪中で体を隠す役割をしています。食べ物はシカやイノシシなどの肉食性で犬歯(牙)で獲物に咬み付き引き倒してから尖った臼歯で骨を咬み砕き肉をそのまま飲み込みます。肉は消化が良いので健康上問題はありません。夜行性動物なので昼寝て夜行動するので、動物園が開園している時間帯は寝ていることが多いです。野生下では動物や小獣、鳥、魚、昆虫を狩猟して食べます。動物園では馬肉や鳥肉を与えています。
一般名:スマトラトラ(Sumatora)
学名:Panthera tigris sumatrae
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱獣亜綱食肉目(ネコ目)ネコ亜目ネコ科ヒョウ属トラ種スマトラトラ亜種
別名:Sumatran Tiger(スマトラ・タイガー)
分布:インドネシアのスマトラ島 生息地:熱帯雨林
体長:140〜160cm 体重:約100kg〜150kg 尾長:約80cm 体色:赤褐色〜黄土色地に黒い縞模様(背側)、白地に黒い縞模様(腹) 社会生活:単独 行動:夜行性 食性:シカやイノシシなどの大型草食動物や、ウサギやサルなどの小獣、鳥、魚、昆虫などの肉食性 鳴き声:ガオ〜 繁殖方法:胎生 性成熟:3〜4歳 寿命:15(年野生下)〜20年(飼育下)
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