スッポンとは
スッポン(鼈、学名:Pelodiscus sinensis)とは、本州以南の沼などの水底で生活する爬虫綱カメ目スッポン科キョクトウスッポン属のカメです。
甲長は38cm、甲羅質は軽く柔らかで、甲羅と頭部色は灰色で
沼や養殖場の泥底に紛れています。食性は小魚やミミズ、昆虫、ザリガニ、稀に水草という動物食性の強い雑食性です。
水かきが大きく、毛細血管が太く酸素を効率的に吸収でき、また首や鼻が長いので水上に伸ばし
酸素を得られるので水中生活に適しています。
性格は臆病で、すぐ噛み付きます。
種に、ニホンスッポン種やシナスッポン種などがあります。
日本や中国では食用とされ高級食材として扱われます。
一般名:スッポン(鼈)、学名:Pelodiscus sinensis、分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門爬虫綱カメ目スッポン科キョクトウスッポン属、別名:soft-shelled turtle、生息分布:本州以南、生活環境:水底など水中生活に適す、甲長:38cm、甲羅色:灰色、頭部色:灰色、甲羅質:軽く柔らか、首・鼻:長い、性格:臆病ですぐ噛み付く、繁殖:卵生、食性:小魚やミミズ、昆虫、ザリガニ、稀に水草という動物食性の強い雑食性、天敵:烏、猫、犬、用途:食用(高級料理)、利用する部位:甲羅と骨(スープに)、爪、胆嚢、膀胱以外は食用となる。食用とする部位:生き血(酒割り)、心臓、脾臓、膵臓、卵、精巣、胆嚢酒、肝臓、肺、腸の、鼈肉、えんがわ、胆嚢
スッポンと似ているものにカメ目スッポンモドキ科スッポンモドキ属のスッポンモドキ(鼈モドキ、学名:Carettochelys insculpta)がいます。
●スッポンとスッポンモドキの違い
両者の似ているところは、カメやワニなどと異なりどちらにも鱗が無い事や卵生であることです。
【スッポンと、スッポンモドキ者の違い】
甲長がスッポンは40 cm弱で、スッポンモドキは55cm程なのでスッポンモドキの方がだいぶ大きい。
スッポンの甲羅色は緑色ですが、モドキは灰色や暗黄色をしています。
スッポンの甲羅は柔らかいですが、モドキはもう少し硬いです。
スッポンモドキの甲羅には小穴や皴がたくさんあります。
スッポンは水中でも陸でも過ごせますが、モドキは一生水中で生活します。
スッポンは動物食性が強いですが、モドキは植物食性が強い。
スッポンの四肢は太く頑丈な爪が生えていますが、モドキの四肢はオールのような役目が強く爪と言うより水かき状に成っています。
スッポンは性染色体により予め雌雄が決まっていますが、モドキは孵卵期の土の温度で性別が決まります。
(ある温度以上だと雌、以下だと雄になる。)
スッポンは食用とされますが、モドキは危惧種とされ先住民以外の食用は禁止されています。
■関連ページ
スッポン(鼈)
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