カルガモ(軽鴨)とは
カルガモ(軽鴨)とは、鳥綱カモ目カモ科マガモ属カルガモ種の鴨で、
日本の本州以南では一年中水辺で見られる留鳥です。ただし、北海道では夏鳥とされます。
雌雄ほぼ同色で全身が茶褐色で、羽縁は白っぽい。
翼鏡は光沢のある青色をしており、羽色は雄の方が雌より黒っぽい。
頭は黒く、顔は淡褐色で嘴〜目〜後頭部にかけて縦縞があります。
脚は朱色をしています。
嘴は平らで黒く先端は黄色くなっています。カルガモを意味する 'Spotbill'という英名は、黄色い Sopt(部分)がある bill(平たく長い嘴)という意味から付けられました。
また、軽鴨という和名は、紀皇女が万葉集で詠った短歌(下に掲載)の「軽池」に一年中居る鴨に因みます。
「軽池の浦廻行き廻る鴨すらに玉藻の上にひとり寝なくに」
一般名:カルガモ(軽鴨)、学名:Anas poecilorhyncha、分類名:動物界脊索動物門鳥綱カモ目カモ科マガモ属カルガモ種、別名:Spotbill(スポットビル)、生息分布:東アジア、環境:平野〜山地の水辺、全長:60cm(雄)、50cm(雌)、羽全開帳:90cm(雄)、80cm(雌)、体重:1Kg、体表色:茶褐色、嘴:黒で先端は黄色、脚色:朱色、特徴:嘴〜目尻〜後頭部に黒い、雌雄の違い:上・下尾筒が黒っぽい(雄)、茶色っぽい(雌)、活動期:一年中、繁殖:産卵、産卵期:4〜7月、夫婦:一夫一妻、産卵場所:水際の草地、営巣・抱卵・育雛:雌、卵数:10個、孵化日数:25日、食べ物:藻、草の葉、種子など植物食、鳴き声:グェッグエッ
■関連ページ
カルガモ(軽鴨)
小石川後楽園(2010年6月6日)
2010年2月21日(春の御濠端・東御苑)
マガモ(真鴨)
ハシビロガモ(嘴広鴨)
鳥図鑑
鳥・トリ・とり
動物図鑑
麹町便り
memo
|