クマタカ(熊鷹)

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クマタカはタカ目タカ科クマタカ属の大型の鳥です。
別名:森の王者、Mountain Hawk-eagle、Hodgson's Hawk Eagle、Feather-toad Hawk Eagle

クマタカ(熊鷹) クマタカ(熊鷹)

クマタカ(熊鷹)は、ユーラシア大陸や日本〜台湾〜東南アジアの山岳地帯の森林に生息するタカ目タカ科クマタカ属のやや大型の森林性猛禽類です。 日本では森林の生態系でトップにいるため「森の王者」と呼ばれます。
森林に住み身体は大きく体つきはスマートで翼は短く尾羽は長い。 嘴は短いですが、上嘴が大きく湾曲しています。足指は長くて力強く爪が長い。
雌雄同色ですが、体の大きさと重さは雌の方があります。 翼は森林内を飛翔できるよう小振りにできています。 顔は黒く後頭部には白っぽい冠羽があります。 喉から上腹部にかけて多数の焦茶色の縦斑があり、 腹部は茶色地に明瞭で多数の白い横班があります。 背部は暗褐色をしています。 目の虹彩は橙色で嘴と足の色は黄色です。 フィッフィフィという声で鳴きます。
食べ物は、森林内に生息するノウサギやサル、ネズミ、コウモリなどの小中型の哺乳動物や キジ、カモ等の鳥類、ヘビやトカゲなどの爬虫類等、何でも捕獲して食べます。
繁殖方法は卵生で行い、1年または隔年に1回、3月頃、卵を1個産みます。 巣は高い樹上に木の枝を組んで皿状をしています。 抱卵は主に雌が行い、孵化までの期間は40日程です。 その間の食べ物は雄が行います。
昔、鷹狩に使われた鷹として知られます。 繁殖が盛んに行われず数が減っているため絶滅危惧IB類に指定されています。

一般名:クマタカ(熊鷹)
学名:Spizaetus nipalensis
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門鳥綱タカ目タカ科クマタカ属
別名:森の王者、Mountain Hawk-eagle、Hodgson's Hawk Eagle、Feather-toad Hawk Eagle
生息分布:ユーラシア大陸、日本〜台湾〜東南アジア 環境:山岳地帯の森林
全長:70〜85cm(雌の方が大きい)
翼開帳(羽根幅):140〜170cm(翼は森林内を飛翔できるよう小振り) 
体重:2Kg前後(雄)、3.5Kg(雌) 雌雄同色 
顔色:黒 後頭部色:白っぽい冠羽がある 背色:暗褐色  喉から上腹部に焦茶色の縦斑が多い 腹部色:茶色地にはっきりした多数の白い横班  足色:黄色 虹彩色:橙色  嘴:黄色  食べ物:森林内に生息するノウサギやサル、ネズミ、コウモリなどの小中型の哺乳動物や キジ、カモ等の鳥類、ヘビやトカゲなどの爬虫類等何でも  特徴:森林に住み、やや大型で、体つきはスマート、翼は短く、尾羽が長い。 嘴は短いが上嘴が大きく湾曲、足の指は長くて力強く、爪は長い。 頭は黒く冠羽がある。 
繁殖方法:卵生 営巣:高い樹上に木の枝を組んで皿状の巣を作る  繁殖回数:1回/年または1回/2年 一度に雌が産む卵数:1個  産卵期:3月 抱卵:主として雌 孵化期間:40日  子育て時の狩猟:雄 鳴き声:フィッフィフィ  特記:鷹狩に使われた鷹  備考:絶滅危惧IB類 

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クマタカ(熊鷹)

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クマタカ(熊鷹)
2010年12月24日、旭山動物園で