オオコノハズク(大木葉梟) はアジア東部、南部、日本の平地〜山地の森林や、神社の林に生息するフクロウ目フクロウ科オオコノハズク属の鳥です。
オオコノハズクの全長は25cm程で、同科異属(コノハズク属)のコノハズク(木葉梟、学名:Otus scops)が20cm位なのに対し、体が大きいです。また、虹彩の色が、オオコノハズクは橙色、コノハズクは黄色です。
尖っている耳のように見えるものは飾り羽です。
羽の色や模様が木肌に似ており、背景に溶け込みやすくカモフラージュの役目をしています。
また、羽毛は閉じると木の枝のように細長くなり、外敵の目を誤魔化します。
夜行性の鳥で、日中は木の茂みに潜み、夜になると獲物を捕食するために行動します。
食べ物は、ネズミなどの哺乳類、カエルなどの両生類、トカゲなどの爬虫類、鳥類、昆虫の肉食です。
一般名:オオコノハズク(大木葉梟)
学名:Otus lempiji
分類(界門綱科属名):動物界脊索動物門脊椎動物亜門鳥綱フクロウ目フクロウ科オオコノハズク属
別名:Sunda Scops-owl
分布:アジア東部、南部、日本 環境:平地〜山地の森林、神社の林
日本全国で留鳥、但し、北海道では夏鳥
全長:24〜25cm 翼開長:57cm 体色:木肌色 雌雄:同色 虹彩:橙 瞳孔:黒
行動:夜行性 食べ物:ネズミなどの哺乳類、カエルなどの両生類、トカゲなどの爬虫類、鳥類、昆虫等の肉食性
鳴き声:ボーボー(雄)、ミャーオ(雌)
社会性:単独、番 繁殖方法:産卵 繁殖奇異:5〜7月 営巣:自ら作らず樹洞や巣箱を拝借 一度に雌が産む卵の数:5個
抱卵・育雛:雌(雄は雌に食べ物を運ぶ)
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オオコノハズク(大木葉梟)
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