ヨシガモ(葦鴨) は、カモ目カモ科マガモ属ヨシガモ種の小型の鴨です。
ユーラシア大陸で繁殖し、冬季は中国南部や朝鮮、日本等に渡来します。
日本へは本州中部以南へ冬鳥として渡来し、北海道へは夏鳥として少数が繁殖のために飛来します。
主に淡水で生活しますが、海水域にもいます。繁殖期は池などの湿地帯の叢や藪に営巣し産卵・育雛します。
雌雄共に虹彩・嘴・足色が黒。
雄は、顔がビロード状の緑色、頭部は赤褐色、額が白で、首に黒い輪があり、背は白地に細かい灰色小紋。
胸は茶色い小紋柄で下尾筒は黒、尾長鳥のような黒白の腰羽があります。
雌は全体的に暗褐色です。
夜、田圃で採餌しますが、食べ物は稲等の種子や水草、海草を主食とする雑食性です。
群れで生活します。
繁殖期は夏で、地上の草叢や藪に巣を作り、雌が一度に8個ほどの卵を生み、育てます。雛は25日で孵化します。
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ヨシガモ(葦鴨)
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一般名:ヨシガモ(葦鴨)
学名:Anas falcata
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門鳥綱カモ目カモ科マガモ属ヨシガモ種
別名:Falcated Duck
生息分布:ユーラシア大陸で繁殖し、冬季は中国南部に渡来。
日本へは本州中部以南へ冬鳥として飛来、北海道へは夏鳥として少数が飛来し繁殖
環境:主に淡水域だが、海水域でもOK。繁殖期は池などの湿地帯
全長:45〜50cm 翼長:80cm
【雄】 虹彩色:黒 嘴色:黒 頭色:ビロード状の緑色で頭頂部は赤褐色 首色:黒い輪 背色:白地に細かい灰色小紋 胸部色:茶色い小紋柄 腹部色: 下尾筒色:黒 足色:黒 特徴:顔が緑で頭頂部が赤、額が白、尾長鳥のような黒白の腰羽、黒い嘴
【雌】 虹彩色:黒 嘴色:黒 足色:黒 全体的に暗褐色
食べ物:田圃で稲等の種子や、水草、海草を主食とする雑食性 社会生活:群れ 行動:夜間採餌
繁殖期:6〜7月 営巣:地上の草叢や藪 繁殖形態:卵生 一度に雌が産む卵数:8個 育雛:雌 雛の成長:25日(抱卵・孵化)
鳴き声:ホーイ、ホーイ(♂)
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