エイラクブカは、メジロザメ目ドチザメ科エイラクブカ属の小型のスマートな体形をした鮫です。
軟骨魚類なので包丁で比較的簡単に骨ごと切れます。浮き袋が無い代わりに、肝油と呼ばれる肝臓内に蓄積した油が浮力を調整する油圧計の役目をしています。肝油の成分はスクアランで美容に良いとされます。
肝臓は重く体重で大きな割合を占めています。
ドチザメ科の仲間には、エイラクブカやシロザメ、ドチザメ、ホシザメがいて、似ています。
見分けるには、
エイラクブカの歯は尖っていること、身体に縞模様がないこと、白い星状斑がないことが特徴となります。
ドチザメの身体には横縞があります。
シロザメの歯は石畳状に平らになっています。
ホシザメの身体には白い星状斑があります。
ドチザメ科のサメは釣った直後に内蔵を出し綺麗に処しておくと嫌なアンモニア臭が感じられず、ふかひれスープや、湯引き、酢味噌和え、唐揚げ、竜田揚げにして美味しく食べられます。蒲鉾や竹輪、ツミレ、さつま揚げなど、おでん種の練り物に使われます。
一般名:エイラクブカ
学名:Hemitriakis japanica
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門軟骨魚類綱メジロザメ目ドチザメ科エイラクブカ属
別名:スネザメ、Japanese gray shark(ジャパニーズ・グレイ・シャーク)
生息分布:銚子以南の南日本〜東シナ海の温帯域 環境:浅い岩礁〜深い海底
体長:120cm 体表色:青(背)、白(腹) 繁殖:胎生
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エイラクブカ
城ヶ崎釣り(2009年2月7日)
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