クギベラ(釘遍羅) とは、駿河湾以南の日本やインド洋の浅海の岩礁や珊瑚礁に生息する
スズキ目ベラ科クギベラ属の熱帯魚です。
●♀→♂へ性転換する魚
雌から雄へと性転換し、体色が著しく変化します。
雌の体色は上半身が白く後半身が黒っぽいツートンカラーをしています。
雄は青緑一色す。
水槽では光の加減で青緑色が濃い緑色にみえることもあります。
幼魚は背中が緑色で腹は白く、目を通る縦線と口元から伸びる縦線の2本の太い黒線があります。
成魚は吻(ふん)が長く、幼魚は短いですが、成長するにつれて長くなります。
雌の吻の先端は橙色です。
●細長い吻で餌を啄ばむ
食性は、細長い吻を使って、珊瑚の間にいるエビなどの甲殻類や、イカなどの軟体動物、小魚を
啄ばみます。、
その啄ばむ様子が鳥に似ているので、別名で、バード・ラス(鳥ベラ)とも呼ばれます。
一般名:クギベラ(釘遍羅)
学名:Gomphosus varius
別名:Bird wrasse(バード・ラス)
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門条鰭綱スズキ目ベラ科クギベラ属
生息分布:駿河湾以南の日本、インド洋 環境:浅海の岩礁、珊瑚礁域
全長:25cm 体色:上半身が白で後半身が黒っぽい(♀)、青緑色一色(♂)、
背中が緑色で腹は白く、目を通る縦線と口元から伸びる縦線の2本の太い黒線(幼魚)
尾鰭色:青(♂) 吻:長く先端が橙色(♀)、長くない(幼魚)
社会性:単独または小群 食性:エビなどの甲殻類、イカなどの軟体動物、小魚などを捕食する動物食性
備考:おとなになるにつれて口吻が細長く出てくる。
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クギベラ(釘遍羅)
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熱帯魚図鑑
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