ミヤコタナゴ(都たなご)は、日本特産で関東地方にのみ分布するコイ目コイ科アブラボテ属の淡水魚です。
名前の由来は、東京大学付属の小石川植物園で発見されたことによります。
顎鬚があり、背鰭に紡錘形の暗色班が入ります。
全長5cm程で、体色は銀白色です。但し、繁殖期の雄は体が橙色となり、腹・尻鰭に橙色と黒帯が入ります。
産卵期は3〜7月でこの時期でも雌の体色は変わりませんが産卵管を伸ばして生きたマツカサガイやカワシンジュガイ等の淡水ニ枚貝の鰓に産卵します。
卵は2日で孵化し、そのまま貝中で3週間ほど過ごした後、貝の外に出る。
食べものは雑食性で、
寿命は野生下では約1年、飼育下では3〜5年です。
1974年に日本の天然記念物に指定されるが、1994年には環境省・種の保存法の国内希少野生動植物に指定されますが、
水質汚染や護岸工事などで二枚貝が減少しその結果ミヤコタナゴも今では影絶滅危惧TA類(環境省レッドブック)に指定されています。
一般名:ミヤコタナゴ
学名:Tanakia tanago
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門条鰭綱コイ目コイ科タナゴ亜科アブラボテ属
別名:ミオブタ、Tokyo bitterling
生息分布:日本全国 環境:田圃、小川
全長:5cm 体色:銀白色(但し、繁殖期の雄は体色が橙色となり、腹・尻鰭に橙色と黒帯が入る。)
顎鬚:あり
食性:雑食性
産卵期:3〜7月
寿命:1年(野生下)、3〜5年(飼育下)
特徴:顎鬚があり、背鰭に紡錘形の暗色班が入る。
雌は産卵管を伸ばし生きたマツカサガイやカワシンジュガイ等の淡水ニ枚貝の鰓に産卵する。
卵は2日で孵化し、そのまま貝中で3週間ほど過ごした後、貝の外に出る。
特記:日本の天然記念物(1974年) 国内希少野生動植物(環境省・種の保存法)(1994年)
水質汚染や護岸工事などで二枚貝が減少しその結果ミヤコタナゴも影絶滅危惧TA類(環境省レッドブック)に指定される
名前の由来:東京の小石川植物園で発見されたことによる。
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