モヨウカスベ(模様かすべ) とは、北海道の水底の砂地にじっと潜んでいるエイ目ガンギエイ科ガンギエイ属のエイの一種です。
全長は50cm程で、体形は上下に扁平で菱形です。
エイの一種なので鰓裂は体の下面にあります(サメ鰓裂のは体側にあります)。
体表は薄茶色地に斑模様が満遍なくあり砂に擬態しています。
体表中央に左右対称の輪状斑があり目立ちます。
通常のエイの尻尾は長く一本の線状ですが、このモヨウカスベの尾は短く3本あるように見えます。
海底にいる貝や小魚、甲殻類を食べる肉食性です。
晩春〜初夏に産卵します。
食用魚
食用となる魚で、
唐揚げや、煮付け、竜田揚げ、ムニエルなどの調理の他、エイヒレや蒲鉾の原料とします。
カスベにはコラーゲンが多く含まれるので美肌に良い。
この他、北海道にはガンギエイ科のエイが2種おり、メガネカスベ(本カスベ)、ソコガンギエイ(底雁木エイ、別名:水カスベ) と呼ばれ食用とされます。
一般名:モヨウカスベ(模様かすべ)
学名:Okamejei acutispina
別名:ジャギエイ、かすべ
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門軟骨魚綱エイ目ガンギエイ科ガンギエイ属
生息分布:北海道 生活環境:砂泥底
全長:50cm 体色:薄茶地に暗色小斑が全体分布に 体形:ひし形
特徴:体中央に薄茶色の円形斑が一対があり目立つ 吻形:突出 尾:短い棒状
繁殖方法:産卵 産卵期:5〜6月
食性:海底の貝や小魚、甲殻類を食べる肉食性
備考:コラーゲンを多く含む
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モヨウカスベ(模様かすべ)
Epson Aqua Stadium(2008年6月21日)
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