ムレハタタテダイ(群旗立鯛)は、モルジブ、ハワイ、オーストラリア、日本では房総半島以南の太平洋岸等の亜熱帯〜熱帯の海のサンゴ礁や岩礁に生息するスズキ目チョウチョウウオ科ハタタテダイ属の海水魚です。日本では沖縄などの暖かいサンゴ礁域に住んでいますが黒潮に乗って房総半島辺りまでやってきます。
体は側扁し、長く後ろに伸びた白い背鰭が特徴で、体色は白地に黒い横縞が2本入り、胸鰭と尾鰭、後ろの柔らかい背鰭が黄色い。
ハタタテダイは、ムレハタタテダイ(群旗立鯛) や、
ツノダシ(角出)とよく似ています。
ハタタテダイとムレハタタテダイは同属ですが、ツノダシはツノダシ科ツノダシ属で別科別属の魚とです。
ハタタテダイとムレハタタテダイの尾鰭は黄色ですがツノダシは黒色をしています。
ハタタテダイとムレハタタテダイは非常に良く似ており見分け方は困難です。
ハタタテダイの尻鰭の2本の横縞の黒色線は繋がらず一部が白く残るのに対し、ムレハタタテダイでは黒色線が繋がる(尻鰭黒色域が最長軟条まで達する)ことで判断されます。
一般名:ムレハタタテダイ(群旗立鯛)
学名:Heniochus diphreutes
分類名:動物界脊索動物門脊椎動物亜門条鰭綱スズキ目チョウチョウウオ科ハタタテダイ属
別名:False moorish idol
分布:モルジブ、ハワイ、オーストラリア、日本では房総半島以南の太平洋岸 環境:熱帯の海のサンゴ礁や岩礁
全長:15〜25cm 体形:側扁で体高が高い 背鰭の棘条が長く白い
体表色:白地に2本の黒い横縞 胸鰭、背鰭と尾鰭:黄色
特徴:尻鰭の黒色が繋がっている。ハタタテダイは繋がらず一部が白く残る。
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京都大学白浜水族館(2011年9月19日)
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