トゲバンレイシ(棘蕃茘枝) とは、熱帯アメリカ原産のバンレイシ科バンレイシ属の
常緑小高木とその果実のことです。
●植物としてのトゲバンレイシ
樹高は5m位です。
葉は長楕円形で10cm程の長さです。
カカオと同様、幹から直接、花が咲き、果実が成ります。
花は黄色で下向きに咲きます。
●食用とされる果実
果実はバンレイシの仲間の中で最大で、人間の頭ほどにもなる、ドリアンと似た果物です。
果実の表面には、柔らかい棘が多数生えているのが名前の由来です。
果実には程好い酸味があるので英名でサワーソップ(Soursop)と呼ばれ、
生食、シャーベット、清涼飲料水、民間療法の原料とされます。
●同科同属の植物
トゲバンレイシと同属の植物にチェリモヤ(cherimola)があります。
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トゲバンレイシ
熱帯ドリームセンター(沖縄、2009年8月14日)
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果物図鑑
使用前・使用後物語
一般名:トゲバンレイシ(棘蕃茘枝)
学名:Annona muricata
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱モクレン目バンレイシ科バンレイシ属
原産地:北米〜メキシコ〜中南米の熱帯アメリカ
栽培分布:世界の熱帯〜亜熱帯地域
別名:サワーソップ(Soursop)、オランダ・ドリアン、ナチュラル・グアナバナ、ササップ
生活型:常緑広葉樹の小高木
樹高:5m
葉形:長楕円形 葉長:10cm
花色:黄色 花の咲き方:下向き
開花期:春〜秋
果実長:15〜50cm
果実重量:2〜6Kg
果実形:長卵形
果肉色:白〜薄黄
果肉味:甘い酸味
種子:果肉の中に疎らにスイカに似た種がある。
用途:ジュース、シャーベット、癌予防
備考:癌予防に良いとされるが、パーキンソン病と似た症状が出る場合もある。
癌予防に良い植物:トマトのような緑黄色野菜、ウコン、ノニ、サワーソップなど
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