アイ(藍)とは、藍染の原料となるタデ目タデ科イヌタデ属アイ種の非耐寒性の一年生種子繁殖作物です。
日本へは奈良時代に中国から渡来しました。
枝は上部でよく分枝します。
夏〜秋、茎の先端に穂状花序を伸ばし、米粒大の薄紅色の小花を多数咲かせます。
花後、黒褐色のそう果を付けます。
藍染めの原料とする場合は、花が咲く前に全草を刈り取り、葉を生のままか、藍玉にして発酵させて使います。
その他の用途として、虫刺されの薬草や、鑑賞用、料理にも使われます。
一般名:アイ(藍)
学名:Persicaria tinctoria
別名:タデアイ(蓼藍)、アイタデ(藍蓼)、チャイニーズインディゴ(Chinese indigo)、Indigo、Dyers knotweed
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱タデ目タデ科イヌタデ属アイ種
原産地:インドシナ南部等東南アジア〜中国南部
草丈:60〜100cm
茎色:赤紫
葉形:広被針形 葉色:緑 葉縁:全縁 葉のつき方:互生 葉長:6〜10cm
花色:桃・白 萼色:紅 小花:五弁花 花サイズ:米粒 花序:穂状花序 開花期:7〜10月 雄蕊数:6〜8本
果実色:黒褐色 果実形:そう果
用途:染料
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