アングロカステ(Angulocaste)【かぎけんWEB】

アングロカステとはアングロア・クリフトニイ(学名:Anguloa cliftonii)と、リカステ・アロマティカ(学名:Licaste aromatica)という2つのラン科の品種を交雑した蘭の園芸品種です

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紹介動画「何に見える?」

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アングロカステ(Angulocaste、学名:Anguloa cliftonii x Licaste aromatica)

>京都府立植物園(2012年8月5日)

アングロカステとは

アングロカステ(Angulocaste、学名:Anguloa cliftonii x Licaste aromatica)は、アングロア・クリフトニイ(学名:Anguloa cliftonii)と、リカステ・アロマティカ(学名:Licaste aromatica)という2つのラン科の品種を交雑した蘭の園芸品種です。
ラン科アングロア属の多年草で、草丈は25〜50cmです。葉は披針形です。5月〜8月に花茎を多数伸ばし花径6〜10cmの黄色い壺状の花を茎先に1花ずつ咲かせます。

アングロア・クリフトニイ(A. cliftonii)

片方の親の、アングロア・クリフトニイ(A. cliftonii)はコロンビアの亜高山に自生するラン科アングロア属の多年生の地生蘭です。
芳香のあるチューリップに似た壺形の黄色い花を上向きに咲かせます。花は半開きで、高山植物なので耐暑性はありません。
別名で、チューリップ・オーキッド(Tulip Orchid)や、クレイドル(揺り籠)・オーキッド(Cradle Orchid)とも呼ばれます。

リカステ・アロマティカ(L. aromatica)

もう一方の親の、リカステ・アロマティカ(L. aromatica)は、メキシコなど熱帯雨林地帯に自生するラン科リカステ属の着生蘭です。
花は小さく、三角形状の大きな3枚の萼片が目立ち、強い芳香のある濃黄色の花を咲かせます。
耐暑性があることや、一つの株から多数の花茎を出し、各花茎頂部に一花ずつ咲かせるので多花となります。

アングロカステの学名

アングロカステ(Angulocaste)は、アングロア(Anguloa)を主体に、リカステ(Licaste)の耐暑性と三角形の萼片、優しい芳香を加えたものです。

学名をカタカナで書くと、「アングロア・クリフトニイ x リカステ・アロマティカ」で、そのまま2つの品種の学名が掛け合わされたものです。

アングロカステという名前

アングロカステという花名は、2つの品種の各属名の一部から作られた造語です。
すなわち、アングロアの ”Angulo” +リカステの ”caste”。

アングロカステの花言葉

花言葉は「快活」。花弁から赤ちゃんが顔を出して笑っているイメージからでしょうか。

魅力的な花「アングロカステ」

アングロカステは、かぎけん花図鑑「特集 魅力的な花」の一つに選ばれています。

一般名:アングロカステ(Angulocaste) 、学名:Anguloa cliftonii x Licaste aromatica、分類名:植物界被子植物単子葉類キジカクシ目ラン科アングロア属 、原産地:園芸品種、生活型:多年草、草丈:25〜50cm、花径:6〜10cm、葉形:披針形、花色:黄、花序形:単頂、花冠形:壺状、開花期:5月〜8月。

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●アングロカステ(Angulocaste)

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アングロカステ(Angulocaste、学名:Anguloa cliftonii x Licaste aromatica)

京都府立植物園(2012年8月5日)