アリノスダマ(蟻の巣玉) とは、マレーシア原産の
アカネ目アカネ科ヒドノフィツム属の常緑小低木です。
湿地のマングローブの幹や枝や、岩の裂け目や岩上に着生する「着生植物」です。
蟻と共生する「アリ植物(Ant plant)」で、蟻の食べ残しや糞、死体を栄養とします。
幹の基部が肥大化した塊茎(擬鱗茎)から枝を数本伸ばします。
枝から緑色の卵型をした皮質の葉を対生に出します。
塊茎が出来始めた時から細い空間があり、大きくなるにつれて空間が迷路状になり
蟻を住まわせ始めます。
葉腋に白い花を咲かせ、花後赤い実を付けます。
一般名:アリノスダマ(蟻の巣玉)
学名:Hydnophytum formicarum(ヒドノフィツム・フォルミカルム)
別名:ヒドノフィツム・フォルミカルム
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱アカネ目アカネ科ヒドノフィツム属
原産地:マレーシア 生活環境:岩の裂け目や岩上、湿地のマングローブの幹や枝に着生
生活型:常緑小低木の着生植物
葉質:皮質 葉形:卵 葉の付き方:対生
花色:白 花の付く場所:葉腋
果実色:赤
幹の基部:肥大化した塊茎(擬鱗茎)から枝を数本伸ばす。塊茎内に迷路を作り蟻を住まわせる
共生:蟻と共生し蟻の食べ残しや糞、死体を栄養とする
備考:アリ植物(Ant plant)
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アリノスダマ(蟻の巣玉)
京都植物園(2014年3月22日)
ア行の花図鑑
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