アジサイ(紫陽花)とは、梅雨時に花を咲かせるユキノシタ科(=アジサイ科)アジサイ属の耐寒性落葉低木です。気候によって花色が青紫や桃色、白に変化するので、別名で七変化とも呼ばれます。昔はトイレの傍に植えられていたので、トイレの花のイメージが強かったですが、最近は輸入物で豪華なタイプが入り、すっかりイメージチェンジしました。鉢植えや、切り花、庭木、公園樹に用いられます。
一般名:アジサイ(紫陽花)
学名:Hydrangea macrophylla
別名:ハイドレインジア(Hydrangea)、七変化
分類名:アジサイ科アジサイ属
原産地:日本
花色:薄い青紫・赤紫・赤・桃・青・白 葉長:10〜20cm 葉形:卵形
●セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)
樹高:(矮小品種あり 開花期:3〜7月
セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)は、中国から英国に渡って作出されたアジサイ(紫陽花)と、主にガクアジサイ(額紫陽花)から作られた園芸品種で、別名をハイドランジア(Hydrangea)とも呼ばれます。枝を切り戻して矮小とした品種が出廻っています。
●ガクアジサイ(額紫陽花)
樹高:1〜2m、開花期:6〜7月、花序径:15〜30cm、花径:10〜20cm
ガクアジサイ(額紫陽花)は、3〜5枚の萼片を持つ装飾花(中性花)が中央の両性花を囲むアジサイ(紫陽花)の一品種です。古くから栽培されており、園芸品種も多いです。
●アジサイ(紫陽花)
樹高:2m 開花期:6〜7月 花序径:15〜30cm 花径:1cm
アジサイ(紫陽花)は、装飾花と呼ばれる小花が多数半球状に集まって大きな手鞠のように見えます。4枚の花弁に見えるのは萼片です。両性花は小さな5弁花です。
●他のアジサイ属の花
・タマアジサイ(玉紫陽花)---白い苞が蕾を丸く包む
・ベニガク(紅額)---ヤマアジサイの園芸品種
・コアジサイ(小紫陽花)---花色は白満開時には薄紫色になる、両性花のみ。
・ガクウツギ(額空木)やノリウツギ(糊空木)
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