ビャクダン(栴檀、学名:Santalum album)は、インド原産で、ビャクダン科ビャクダン属の半寄生の熱帯性常緑樹です。発芽時には自立して生活しますが、成長すると吸根を出して他の植物の根から水分と養分をとります。一方、葉に葉緑素が有るので光合成を行い水分と養分を自生します。材に爽やかな香りが含まれる香木とされ珍重されます。樹高は最大15mになります。葉は長卵形〜楕円形で対生に付きます。雌雄異株です。晩春、枝先に円錐状の集散花序に小さな花を咲かせます。花色は、最初は黄緑色で、後に暗紅紫色に変わります。花冠は鐘形で花被片が4枚あります。用途は香木、仏具、扇子、線香、薬効とされます。日本の小笠原には、ムニンビャクダンという近縁種が存在します。
一般名:ビャクダン(白檀)、学名:Santalum album、別名:チャンダナ(candana)、サンダルウッド(Sandalwood)、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ビャクダン目ビャクダン科ビャクダン属、原産地:インド、生活型:半寄生の熱帯性常緑樹、樹高:8-15m、幹太:25-30cm、葉形:長卵形・被針状楕円形、葉序:対生、葉長:5-8cm、葉縁:全縁、葉柄長:1-1,5cm、雌雄異株、花序形:円錐状の集散花序、花径:0.4-0.5cm、花色:黄緑→暗紅紫色、花形:鐘形、花被片数:4枚、開花期:5月、果実型;石果、果実形:球形、果実径:1cm、果実色:赤→黒熟、心材:芳香有、心材色:薄黄、用途:香木、仏像、仏具、扇子、、彫刻、細工物、線香、香油、薬効
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