エゾスカシユリ(蝦夷透百合)とは、北海道の海岸などの礫地に自生するユリ目ユリ科ユリ属エゾスカシユリ種の多年草です。
葉は披針形で、地下に鱗茎があります。
夏、北海道や本州北部の山地の草地や海岸で、真っ直ぐ伸ばした茎端に杯状の橙色の花を上向きに咲かせます。
花弁は6片で内側に小さな濃橙色の斑点が多数あります。透百合の名前の通り花弁の間に隙間があります。
スカシユリとエゾスカシユリは近縁種であるので似ています。
エゾスカシユリとスカシユリの違い
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エゾスカシユリ
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スカシユリ
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綿毛
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花柄と蕾に綿毛が有る
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花柄と蕾に綿毛は無い
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草丈
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30〜100cm(スカシユリよりやや大きい)
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20〜60cm
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一般名:エゾスカシユリ(蝦夷透百合)
学名:Lilium pensy vanicum
分類名:植物界被子植物単子葉植物類ユリ目ユリ科ユリ属エゾスカシユリ種
分布:北海道、千島列島〜樺太〜中国 環境:山地の草地や海岸
草丈:20〜100cm
葉形:披針形 葉柄:無い 葉の付き方:互生
花色:橙色で花弁内側に濃橙色の斑点が多数散在 花形:杯状の花を上向きに付ける。花被片の付け根が細く隙間が見える
開花期:6月中旬〜7月中旬 花径:10〜13cm
鱗茎形:卵形 鱗茎色:白
用途:野草、鱗茎は食用となる
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