フィカス・バリエガタ(Ficus variegata)は、インド、中国南部などの熱帯地方の多湿な森林に生息するイラクサ目クワ科フィカス属の落葉高木です。
幹は薄灰褐色をしており、樹幹に直接小さな果実が束生して出ます。
葉は緑色で心形をしています。
果実は小さく、2つに切るとイチジクの実の形をしています。
果実は、最初緑色であったものが熟すと赤くなります。
この果実は残念ながら、人間の食用とはならず、家畜や野生の猿、野鳥の食べ物となります。
用途は、昔は現地で幹を布や紙の材料としたり、幹と果実を赤痢の薬としましたが、今は一般的には樹木が観賞用とされます。
フィカス属の仲間には、
フィカス・キアティスス
があり、代表品種はイチジク(無花果)です。
一般名:フィカス・バリエガタ(Ficus variegata)
学名:Ficus variegata
原産地:インド、中国南部、インドネシア、マレーシアの熱帯地方 生息環境:多湿な森林
別名:Common Red Stem-fig(コモン・レッド・ステム・フィグ)、クビナガイチジク、コニシイヌビワ
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱イラクサ目クワ科フィカス属
生活型:落葉高木 樹皮色:薄灰褐色 樹高:10m
葉色:緑 葉形:心形 果実色:緑→赤
用途:観葉植物、布・紙(樹皮) 赤痢の薬(樹皮と果実から)、家畜や野生の猿、野鳥の食べ物(果実) 特記:樹幹から直接小さな果実が群生する。
備考:水と日光を好む、
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フィカス・バリエガタ(Ficus variegata)
シンガポール植物園eos(2011年5月1日)
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