ギンラン(銀蘭) とは、北海道〜九州の林縁や明るい林に生息するラン目ラン科キンラン属の多年草です。
背の低い地上性の蘭種で、春、茎先に総状花序を伸ばし、白い小さな半開きで全開しない花を付けます。
長楕円形で葉脈がはっきりしている3〜6枚の葉が互生して付き、茎を抱きます。
花は3枚の萼片と3枚の花弁から構成され、唇弁の先端は3裂します。
花後に朔果を成らせます。
同時期に咲く黄色いキンラン(金襴)と対比させて、ギンラン(銀蘭)と呼ばれます。
似た花
同属に花が白いササバギンランも有りますが、ササバギンランの方が草丈が高く、
葉が花序より上に出るか同等の高さで、花の距が長いことで見分けられます。
一般名:ギンラン(銀蘭)
学名:Cephalanthera erecta
分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱ラン目ラン科キンラン属
生息分布:北海道〜九州 生活環境:林縁や明るい林
生活型:多年草 草丈:15〜30cm
葉の枚数;3〜6枚 葉の付き方:互生で茎を抱く
葉長:5cm 葉形:長楕円形 葉脈:はっきりしている
花の咲き姿:半開きで全開しない
開花期:4〜5月 花色:白 花径:0.5〜1cm 唇弁先端:3裂
花の構成:3枚の萼片と3枚の花弁
果実:朔果
備考:同属に花が白いササバギンランも有るが草丈が高く、葉が花序より上に出るか同等の高さで、花の距が長い。
■関連ページ
ギンラン(銀蘭)
ラン科の花
筑波実験植物園で、2009年5月2日
カ行の花図鑑
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