ハマギク(浜菊)とは
ハマギク(浜菊)とは、茨城県〜青森県の砂浜や岸壁などで見られる
キク目キク科ニッポニクム属の耐寒性・耐乾性・耐潮性多年草です。
茎は太く無毛で木質化します。
秋に、白い舌状花と黄色い筒状花からなる花を咲かせます。
ハマギクとフランスギクなどを交配して育成したものに、シャスターデージーがあります。
葉は肉が厚く螺旋状に複数段付き、縁に波状鋸歯があるので、花が似ているマーガレットや、シャスターデージー、クリサンセマムなどと見分けがつきます。
他の類似した花より、花弁に幅があり、野生味があります。
臭いが相当きついのか蝿がたくさん集っていました。
左:浜菊は蠅の大好きな臭いを出す、右:浜菊の悪臭に吊られて飛んできた蠅
Left: The Hamagiku emits a scent that flies love. Right: A fly attracted by the foul smell of the Hamagiku.
地下茎で増殖します。
浜菊と文学
「浜菊」
「野菊の墓」から、新潮文庫(明治41年9月)
伊藤左千夫
https://www.aozora.gr.jp/cards/000058/files/371_42021.html (青空文庫)
あらすじ
主人公(矢代)は、柏崎に住んでいる友人(岡村)宅を深夜訪れた。
去年も同じ時期(今年より少し後の8月下旬)に訪問した。
その時は、岡村の妹(お繁さん)も居て、3人で番神堂で遊んだ。「浜菊」の咲いてる時期だった。
以下は青空文庫をお読みください。
登場人物
矢代(主人公)−東京住い
岡村−矢代の友人(現在は柏崎住い)
お繁さん―岡村の妹
一般名:ハマギク(浜菊)
、学名:Chrysanthemum nipponicum
、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱キク目キク科ニッポニクム属
、別名:ニッポン・デージー(Nippon daisy)
、原産地:日本
、草丈:50〜100cm 花色:白(舌状花:外側のヒラヒラ)と
黄(筒状花:芯部にある盛上がった花)
花径:5〜6cm 開花期:9〜11月 葉色:緑 鋸歯:有
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