フウラン(風蘭)xナゴラン(名護蘭)

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フウランxナゴランとは、フウランにナゴランを交配したラン科の園芸植物です。

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フウラン×ナゴラン? フウラン×ナゴラン?

フウラン(風蘭)xナゴラン(名護蘭)とは、耐寒性のあるフウランに、ナゴランを交配した属間交配(人工属)で、両者の中間的な性質を持つラン科ネオフィネティア属の植物です。
ちなみに、フウラン(風蘭)は、日本原産の着生蘭で、多くはモミやウラジロガシ等の常緑樹に着いて生活し、夕方〜夜に芳香を出すラン科フウラン属の耐寒性ラン植物です。 花は、縦長で細く、白または赤紫色の五弁花と、花より長く目立つ距から構成されますを。 葉は、緑色で、細長で分厚く、葉の間から白くて太い根を多数出し木に着生します。 江戸時代から栽培されており、園芸植物名をフウキラン(富貴蘭)とも呼ばれます。 フウランは、バンダやアスコセントラムなどと近縁で、フウランの耐寒性を取り入れるため幾多の交配種が育種されています。

一般名:フウラン(風蘭)xナゴラン(名護蘭)
学名:Neofinetia falcata x Sedirea japonica
科属名:植物界被子植物門単子葉植物綱ラン目ラン科
原産地:園芸種

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一般名:フウラン(風蘭)
学名:Neofinetia falcata(ネオフィネチア・ファルカタ)
分類名:ラン科ネオフィネティア属(Sedirea属)
生息分布:本州中部〜九州、沖縄 環境:常緑樹の上に着生
草丈:5〜20cm 開花期:6〜8月 花色:白・薄桃・赤紫・薄黄 花弁数:5枚 花形:細い倒卵形で先端で反り返る 唇弁形:先端で3浅裂 距:有り 

ナゴラン(名護蘭)は、常緑樹に着生するラン科セディレア属という一属一種の常緑多年性植物です。 沖縄県名護市の八重岳に自生し、日本で初めて発見されたことで命名されました。 夏、葉の間から長い花茎を伸ばし総状花序に強い芳香のする5〜6個の小花を咲かせます。 花の側萼片と唇弁には、紫の横縞紋や斑紋があります。 フウラン(風蘭)とも近縁種です。

一般名:ナゴラン(名護蘭)
学名:Sedirea japonica
科属名:ラン科セディレア属 
原産地:東南アジア
生息分布:太平洋側の暖地〜四国・九州、南西諸島
開花期:夏 花色:側萼片と唇弁に紫の横縞紋や斑紋 冬:休眠 新葉:4月 葉長:10cm 葉幅:3cm 葉形:長楕円形


フウラン(風蘭)xナゴラン(名護蘭)

フウラン×ナゴラン? フウラン×ナゴラン?
フウラン(風蘭)xナゴラン(名護蘭)
市川市動植物園、2009年6月13日