イチハツ(一初)
イチハツ(一初、学名:Iris tectorum)とは、中国〜ミャンマー原産のユリ目アヤメ科アイリス属の耐寒性・耐暑性多年草です。
日本へは江戸時代に中国より渡来したアヤメの仲間で、逸早く咲くということが名前の由来です。
単軸でよく分枝します。
葉は長披針形(剣状)で、葉幅が4cmと広く(これが特徴m)、葉質は光沢なく半ばより垂れ下がります。
花被は、放射相称で、外花被(外側の大きな花弁)と内花被の大きさが異なります。
イチハツの特徴ですが、外花被片の基部中央に黄白色の鶏冠状突起有ります。
花弁は青紫地に濃紫色の脈や斑点が入っていますが、稀に、白花もあります。
tectorumという種名は「屋根の」という意味で昔は屋根に植えられ大風を防ぐとされました。
用途は、根を乾燥させて「鳶屋根」や「鳶頭」の漢方薬に、生け花の花材とされます。
一般名:イチハツ(一初)
、学名:Iris tectorum
、別名:コヤスグサ(子安草)、トビオクサ(鳶尾草、尾蕊の花柱が鳶の尾のように見える)、スイラン(水蘭)、Roof iris、Crested iris
、分類名:植物界被子植物門単子葉植物綱ユリ目アヤメ科アイリス属
、原産地:中国〜ミャンマー 生育環境:湿潤な土地
、生活型:耐寒性・耐暑性多年草 草丈:30〜60cm
葉形:長披針形(剣状) 葉幅:幅広(4cm) 葉質:光沢なく半ばより垂れる
葉先端:尖っているが柔らかいので刺さらない
花茎:単軸でよく分枝 花径:10cm 花付き:良い
開花期:4〜5月 花弁色:青紫地に濃紫色の脈や斑点が入る、稀に、白花
花被:放射相称 外花被(外側の大きな花弁)と内花被:大きさが異なる
外花被片の基部中央に黄白色の鶏冠状突起有り
備考:日本には江戸時代に中国より渡来
用途:根を乾燥させて漢方薬に(鳶屋根、鳶頭)、生け花
■関連ページ
イチハツ(一初)
かぎけん花図鑑 イチハツ(一初)
富山中央植物園canon(2024年5月4日)(2024年5月5日(月/祭日)
飫肥(2009年5月4日)
ア行の花図鑑
花暦
|