ベニカナメモチ(紅要黐) は、春先に葉が紅葉し、冬に緑色となる一風変ったバラ科カナメモチ属の常緑広葉木小高木です。
新芽の頃の紅葉は、アントシアニンという成分で葉が赤くなります。
春〜初夏、泡を吹いたように白い小さな五弁花を枝先に多数つけて散房状花序を形成します。
ベニカナメモチ(紅要黐)ほどは赤くならないカナメモチ(要黐)や、カナメモチとオオバカナメモチの交配品種であるレッド・ロビンがあります。レッド・ロビンはベニカナメモチより新芽の赤が濃く、葉が大きくて柔らかく、葉縁のギザギザ(鋸歯)が控えめです。どの木も庭の生垣や街路樹、公園樹として植えられます。
花の感じが、 ピラカンサ(Pyracantha) に似ています。
一般名:ベニカナメモチ(紅要黐)
学名:Photinia glabra
別名:カナメモチ(要黐)、アカメモチ(赤芽黐))
分類名:バラ科カナメモチ属
原産地:中国、日本
樹高:5〜10m 樹皮色:灰黒〜黒褐 葉の観賞期:4月〜
葉長:7〜10cm 波形:長楕円形〜狭卵形 葉縁:小さな鋸歯 葉質:厚く皮質
開花期:5〜6月 花色:白〜白桃 花径:0.7〜0.8cm 花形:5弁花 実:秋に赤く熟す
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