カラスバヒメリュウキンカ(烏葉姫立金花)は、欧州原産の帰化植物でキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草「ヒメリュウキンカ(姫立金花、学名:Ranunculus ficaria)」の園芸品種です。
まず先に、ヒメリュウキンカについてご説明します。
ヒメリュウキンカは、スプリングエフェメラルと言われる春に花を咲かせ夏には上部が枯れてしまいます。
リュウキンカ(立金花、学名:Caltha palustris var. nipponica)
と似ていますが、異なります。
リュウキンカは、同じキンポウゲ科ですがリュウキンカ属で別属であり、日本原産、葉は緑色をして一回り大きいです。
このカラスバヒメリュウキンカは、葉色が「カラスバ(烏葉)」と呼ばれる黒紫色をしています。
夏になると緑色となり枯れます。
花のように見えるのは萼花弁で本来の花は退化しています。一重咲きで比較的大きく花色は黄色で寒いと白に変化します。
一般名:カラスバヒメリュウキンカ(烏葉姫立金花)
学名:Ranunculus ficaria ‘Coppernob’
別名:カッパーノブ(Coppernob)
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱キンポウゲ目キンポウゲ科キンポウゲ属
原産地:欧州 環境:湿った日陰
草丈:5〜10cm
葉色:光沢のある黒紫→緑 葉形:腎円形 葉幅:5cm 葉長:5〜10cm 葉縁:鈍い鋸歯
開花期:3〜5月 花色:黄と白 花径:3〜4cm
萼花弁(花に見えるのは萼片)数:5枚
果実:袋果 果実長:1cm 果実色:黄色地に赤
用途:観賞用、若芽を山菜に(要注意)
■関連ページ
カラスバヒメリュウキンカ(烏葉姫立金花)
リュウキンカ(立金花)
赤塚植物園(2013年3月17日)
カ行の花図鑑
赤塚植物園2(2013年3月17日)
赤塚植物園1(2013年3月17日)
花図鑑鑑
花暦
|