カヤ(榧)とは、イチイ目イチイ科カヤ属の常緑針葉高木です。
本州東北以南、四国、九州の日本、朝鮮半島の温帯域の山地に自生、もしくは庭木や社寺林で生えています。
樹皮色は灰褐色で、縦に裂け目が入っており、材質は淡黄色で緻密で碁盤や彫刻用材に用いられます。
株は雌雄異株で、春、雄花は長楕円形の黄花を、雌花は無柄で枝先に密集して咲き、中央に1個の胚珠をつけます。
枝は対生に付きます。枝の両側には、扁平の線状で鋭く堅い小葉が並列してつきます。
花後に楕円形の種子が成り、秋に赤紫色に熟し、翌年秋に皮が裂けて淡褐色の堅い種子を落下させます。
果実はアクを抜けば食用になります。
一般名:カヤ(榧)
学名:Torreya nucifera Sieb. et Zucc
別名:ホンガヤ(本榧)
分類名:植物界裸子植物門イチイ綱イチイ目イチイ科カヤ属
生息分布:本州東北以南、四国、九州の日本、朝鮮半島 環境:温帯域の山地
生活型:常緑針葉高木 樹高:20〜25m
樹皮色:灰褐色で縦に裂け目 材質:淡黄色で緻密
株:雌雄異株 枝の付き方:対生
葉形:扁平の線状で鋭く堅い
開花期:4〜5月 雄花:長楕円形の黄花
雌花:枝先に密集し中央に1個の胚珠があり無柄
種子長:2〜3cm 種子径:1〜2cm 種子形:楕円形
成実期:10月(赤紫色に熟し、翌年秋に皮が裂けて淡褐色の堅い種子が落下する)
用途:木材−庭木、社寺林、碁盤、彫刻用材、工芸品、果実−食用
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