キソウテンガイ(奇想天外) は、アフリカ・ナミブ砂漠の固有種で、
グネツム目ウェルウィッチア科ウェルウィッチア属の裸子植物です。
本主だけで、1科1属1種を成します。
葉は生涯に2枚しか出さず、一生延び続けます。
雌株と雄株が別株の雌雄異株で、雌花、雄花ともに松笠状の形をしています。
花は葉腋に穂状に付きます、
主根と、スポンジ状(海綿状)の支根が広範囲に広がり地下水を吸収します。
日中極暑で、極少降水量の砂漠地帯で生き延びるため、葉のクチクラ層が厚く、
葉両面に気孔があり大気中の湿気(霧)を吸収すると共に、根から吸い上げた地下水で
葉を冷やしています。
寿命が長い植物で2,000年生きるとされます。
英名のウェルウィッチア(Welwitschia)とは、1859年9月3日に本草を発見した
オーストリアの探検家(Friedrich Welwitsch)の人名に因みます。
奇想天外という和名は、石田兼六氏によって1936年に命名されたものです。
一般名:キソウテンガイ(奇想天外)
学名:Welwitschia mirabilis
別名:ウェルウィッチア(Welwitschia)、サバクオモト(砂漠万年青)
分類名:植物界裸子植物門グネツム綱グネツム目ウェルウィッチア科ウェルウィッチア属
原産地:ナミビア〜アンゴラ南部のナミブ砂漠(アフリカ)
草丈:150cm 葉幅:150cm 葉長:700cm
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京都府立植物園(2012年6月3日)
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