クマガイソウ(学名:Cypripedium japonicum)は、日本〜中国原産で、ラン科アツモリソウ属の落葉性多年草です。
扇形の大きな葉が2枚対生に付きます。 葉の間から伸びた花茎先端に1個の白い袋状の花を横向きに咲かせます。 花は薄黄緑色の外花被片と内花被片の側花弁と、白地に褐色模様が入る唇弁から構成されます。 花名は源平合戦で平家の平敦盛を討ち取った源氏の武将 熊谷直実が背負った母袋(ほろ)に花が似ていることからつけられました。年若い敦盛を惜しんでつけられたアツモリソウという花もあります。 ニセハイイロマルハナバチによる虫媒花で蜂が唇弁に入りもがきながら脱出する際に花粉を身にまとい、次に雌花に行き着くと受粉する仕組みを取っています。長い地下茎で繁殖し群落を作ります。
一般名:クマガイソウ(熊谷草)、学名:Cypripedium japonicum、分類名:植物界被子植物単子葉類キジカクシ目ラン科アツモリソウ属クマガイソウ種、別名:Japanese cypripedium、Korean lady's slipper 、原産地:日本、朝鮮半島、中国、生息分布:北海道?九州の日本、生活環境:低山の森林や竹林、生活型:落葉性多年草、長い地下茎有、草丈:20?40 cm、葉:大きな扇状で花柄上部に2枚向き合って付く、葉幅:10〜20 cm、葉序:対生、左右対称花、花序形:単頂花序、外花被片:背萼片1枚と合着して1つなる(側萼片2枚)、内花被片:唇弁1枚と側花弁2枚、花色:花弁は薄緑で唇弁は白地に褐色模様、花形:袋状の唇形、花径:10 cm、唇弁長:10 cm、開花期:4月?5月、繁殖方法:ニセハイイロマルハナバチによる虫媒花。
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