ナガバビカクシダ(長葉麋角羊歯) とは、樹上に着生する
ウラボシ目ウラボシ科ビカクシダ属の常緑多年性シダです。
学名で ウィリンキー(P. willinckii)とも呼ばれます。
麋角羊歯には、
胞子葉と呼ばれる鹿角のような大きな葉と、外套葉と呼ばれる幾重にも重なった貯水用の葉から構成され、胞子葉の裏には生殖用の胞子が多数付きます。
この長葉麋角羊歯の胞子葉はビカクシダのものより長く、大鹿の角(つの)のような形をしており、2葉が対となって成長します。保水葉は褐色になりやすいです。
世界には18種が知られるビカクシダ(麋角羊歯)があり、
仲間には、代表的なビフルカツム(Platycerium bifurcatum)や、
ニューギニア原産で外套葉がは2段となる プラティケリウム・ワンデ(Platycerium wandae) 、
大形のグランデ(P. grande)とスペルブム(P. superbum)等があります。
一般名:ナガバビカクシダ(長葉麋角羊歯)
学名:Platycerium willinckii
別名:プラティケリウム・ウィリンキー(Platycerium willinckii)、Java staghorn fern(ジャワ・スタッグホーン・ファーン)
分類名:分類名:植物界シダ植物門シダ綱ウラボシ目ウラボシ科ビカクシダ属
原産地:ジャワ(インドネシア)
■関連ページ
ナガバビカクシダ(長葉麋角羊歯)
新宿御苑温室(2001年12月)
ナ行の花図鑑
|