ナツメ(棗)【かぎけんWEB】ナツメとは、クロウメモドキ目クロウメモドキ科ナツメ属の落葉性小高木です。 別名:Common jujube、Chinese jujube、Jujube、Chinese date |
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ナツメ(棗)とはナツメ(棗) とは、クロウメモドキ目クロウメモドキ科ナツメ属の落葉性小高木です。 夏、黄〜薄緑色の小花を咲かせ、花後、果実が成り、薄緑→赤→赤黒に熟します。 果実はそのまま生食、あるいは、乾燥させてドライフルーツのなつめとして食べたり、 菓子に入れたり、薬膳食の材料、ナツメ茶とされます。 ナツメの一種のサネブトナツメ(Ziziphus jujuba var.spinosa)の果実や種子、 樹皮を乾燥させたものは漢方の生薬−タイソウ(大棗)、コウソウ(紅棗)、コクソウ(黒棗)の材料となり、 滋養強壮、鎮静、催眠効果があるとされます。 樹木は街路樹や庭木にされます。 花名の由来は、夏に芽が出ることや、果実の形が抹茶入れのナツメに似ていることから来たと言われます。 ナツメは万葉集でも詠われています。万葉集 第16巻 3834番歌作者:作者不詳 題詞:作主未詳歌一首作者、題詞共に不明です。おそらく、宴席で出されたお題に対して作られた戯れの歌のようです。歌の解釈は各人各様で違うと思われます。 ここでは2つの意味を取りあげました。 原文 成棗 寸三二粟嗣 延田葛乃 後毛将相跡 葵花咲 読み 成(梨)棗(なつめ) 寸三(黍、君)二(に) 粟(あわ、逢わ)嗣(次ぎ) 延(這う) 田葛(くず)乃(の) 後(のち)毛(も) 将相(会わん)跡(と) 葵(あふひ、逢う日)花咲 ↓ 梨(なし)、棗(なつめ)、黍(きび)に 粟(あわ)次ぎ 這う田葛(くず)の 後も逢はむと 葵(あうひ、逢う日)花咲く 意味 1)植物名2種リレー 梨(なし)、棗(なつめ)、黍(きび)に粟(あわ)次ぎ、這う葛(くず)の、のち(後)も逢わんと、葵(あうひ)花咲く 2)あなたに会いたい 離れてる(梨棗→離早、りそう)君に逢えず、這う葛(くず)の、のち(後)も逢おうと、葵花咲く 一般名:ナツメ(棗) 、学名:Z.jujuba var.inermis 、別名:Jujube, Chinese date 、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱クロウメモドキ目クロウメモドキ科ナツメ属 、原産地:南欧州、西南アジア、中国 、生息分布:北海道・本州・四国・九州の日本、(亜)熱帯 、樹高:10m 開花期:4〜7月 花色:黄〜薄緑 、果実径:2cm 果実形:卵形〜楕円形 果実色:赤→黒(成熟) 果実:核果 、葉形:卵形 葉長:3cm 葉の付き方:互生 、旬:冬〜春 |
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