ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)とは、アラセイトウ=ストックに似ており芳香があるアブラナ科エリシマム属の半耐寒性一・ニ年草です。
春、茎頂に総状花序を伸ばし、アブラナ科特有の小さな十字形をした4弁花を多数付けます。
花色には、黄色、橙、白、赤などがあります。
草丈別では、背の低い早咲き矮性品種「ベガ」シリーズ(Vega Series)、背が高い高性品種「
‘ボウルズ・モーブ'」などがあります。
別名で、Wall flower(ウォール フラワー)、チェイランサスとも呼ばれます。
宿根草タイプの花に、西アジア産のリニフォリウム(Erysimum linifolium)という常緑多年草があり、宿根チェイランサスとも呼ばれます。宿根タイプには、矮性で黄色い花を咲かせるシベリアンウォールフラワー(エリシマム・シトローナ)や、
黄金色の花を咲かせるバレンシア、斑入りで赤紫の花を咲かせるコッツウォルドゼムがあります。
一般名:ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)
学名:Erysimum × cheiri cv.
別名:Erysimum cheiri,Wall flower(ウォール フラワー)、チェイランサス
分類名:植物界被子植物門真正双子葉類アブラナ目アブラナ科エリシマム属(エゾスズシロ属)
原産地:南欧州原産の園芸品種
生活型:1・2年草
草丈:30〜50cm
葉形:披針形〜広針形 葉の付き方:互生 葉身:3〜10cm
花序形:総状花序 開花期:2〜5月 花径:2〜3cm 花色:黄色、橙色、赤、白 花形:十字形
備考:香りと薬効あり
用途::庭植え、鉢植え、ロックガーデン、切花
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ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)
京都植物園(2015年5月5日)
ナ行の花図鑑
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