オンブーはナデシコ目ヤマゴボウ科フィトラッカ属の草本です。
オンブー(Ombu)の花
オンブー(Ombu)は、木のように見えますが、ナデシコ目ヤマゴウボウ科フィトラッカ属の巨大な草です。
アルゼンチン原産で、ブラジルやウルグアイ、ボリビアなど南米の乾燥した草原では普通にみられます。
幹のように巨大な茎は高さが15mを超え、枝は横に大きく広がり20mほどにもなります。、
日差しの強い南米では、緑陰樹や風除け、境界線の目印に使われます。
房状花序に白〜薄黄の小花を集合させて下垂して咲かせます。常緑で大きな葉や、樹液には毒*があります。
木として扱えば、常緑広葉高木となるでしょうが、年輪が無いことや、
維管束の木部があまり発達せず茎に大量の水分が含まれており多肉で柔らかく、
草質であり、木材としての価値が無いことから、草本として扱われます。
*)アルカロイド毒のフィトラッカトキシン(phytolaccatoxin)と思われます。
一般名:オンブー(Ombu)
学名:Phytolacca dioica
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ナデシコ目ヤマゴボウ科(Phytolacca)フィトラッカ属
別名:メキシコヤマゴボウ
原産地:アルゼンチン
草丈:15m 茎周:20m 樹色:乳白色 株:雌雄異株
花色:白〜薄黄 花序形:房状 花径:小 開花期:夏〜秋
用途:緑陰樹や風除け、境界線の目印
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