ローゼル(Roselle)とは、オクラを赤くしたような萼が膨れて野菜となるアオイ目アオイ科フヨウ属ローゼル種の非耐寒性一年草又は多年生低木です。
エジプト原産で、草丈は3mになり、茎は赤紫をしています。ローゼルは日照の少なくない秋から初冬に花を咲かせる短日花です。葉腋から、一日花を単生します。花弁は薄黄で基部は暗紅色をしています。花後に果実を包む赤紫色の萼が大きくなります。短日花ではありますが日光は好みます。
乾燥させた萼に熱湯を注ぐと澄んだ赤紫色の液体となります。
この抽出液は酸味があり高血圧を下げる健康食品とされます。
生花は生け花に、乾燥花は染料に、乾燥萼はハーブティや、ジュース、ゼリー、果実酒、天麩羅、味噌汁の具、染料に、用いられます。園芸品種が作出されています。
一般名:ローゼル(Roselle)、学名:Hibiscus subdariffa、
分類名:植物界被子植物真正双子葉植物網アオイ目アオイ科フヨウ属ローゼル種、
別名:ハイビスカスローゼル、ソレル草、ジャマイカ・ソレル、フロリダ・クランベリー、ロゼリソウ、
原産地:エジプト、生活型:非耐寒性一年草又は多年生低木、
株高:200〜300cm、葉色:緑、葉形:長楕円形のものと3〜5深裂するものが混ざる、
葉縁:鋸歯、葉序:互生、両性花、放射相称、花径:10cm、開花期:9月〜11月、花の形:五弁花、花色:薄黄地または薄紅色で花弁の基部は暗紅色、萼色・葯色:赤紫、短日花で一日花、雄蕊:花糸+葯が癒合した筒状、収穫期:10月下旬〜12月、用途:果実(実際には、萼と苞)を生食、加熱した野菜は野菜、乾燥させた花と果実をハイビスカス・ティ、煮てジャムなどの加工品、生薬(洛神花)、枝を花材に、葉は野菜に、 味:酸味がある。
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