セイヨウニンジンボク(西洋人参木) は、シソ目クマツヅラ科ハマゴウ属の耐寒性落葉低木です。
夏、枝先や葉腋から円錐花序を伸ばし薄青紫色(or 白)の小花を多数付けます。
花はシソ科特有の唇形で、下唇は3裂しその中央の裂片が大きい。
花にはかすかな芳香があり、香料とされます。また、女性ホルモンを整える薬効があるとされます。
花名は、掌状の葉形がチョウセンニンジン(朝鮮人参、学名:Panax ginseng)に似ており、原産地が欧州であることから付けられました。
似た花に、同科同属で中国原産のニンジンボク(人参木、学名:Vitex cannabifolia Sieb. et Zucc.)があります。
両者の違いは、葉縁に鋸歯があるかないか、小葉の数で見分けます。
は全縁(鋸歯が無い)で小葉は5〜7枚、ニンジンボクには大きな鋸歯があり小葉は3〜5枚です。
一般名:セイヨウニンジンボク(西洋人参木)
学名:Vitex agnus-castus
別名:別名:ヴィテックス(Vitex)、Chaste tree
分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱シソ目クマツヅラ科(シソ科)ハッカ属
原産地:南欧、西アジア
草丈:200cm 花色:薄青紫・白 花序形:円錐花序 花序高:15cm 開花期:8〜9月
葉形:5〜7枚の掌状複葉 小葉形:被針形 葉縁:全縁 葉の付き方:対生 葉色:緑(表)、灰白色(裏)
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