シナガワハギ(品川萩)【かぎけんWEB】

シナガワハギとは、ユーラシア原産で一年草/二年草の帰化植物です。

シナガワハギ

シナガワハギ(品川萩) シナガワハギ(品川萩) シナガワハギ(品川萩)

シナガワハギ(品川萩)とは

シナガワハギ(品川萩、学名:Melilotus officinalis)とは、ユーラシア原産でマメ科シナガワハギ属の一年生または二年生植物の帰化植物です。日本には江戸時代に渡来し、その後、北海道から沖縄まで分布しています。ハギ(萩)の一種で、江戸時代後期頃、東京の品川でよく見られたのが名前の由来です。
草丈は50〜180cmです。茎は直立または斜上し、良く分枝します。 葉は緑色で3出複葉で、小葉は長さ1.5〜3cmの倒披針形で葉縁に浅い鋸歯があり、裏面に圧毛が有り、枝に互生して付きます。
5〜10月に、花茎から、長さ3〜5cmの短い総状花序を伸ばし、長さ0.5cm程の黄色で香りのよい蝶形の小花を密に咲かせます。小花の竜骨弁(旗弁)は広楕円形、翼弁と竜骨弁は同じ長さで、萼片は5裂します。  花後に成る果実は、長さ0.3cmの広楕円形をした豆果で、中に種子が1〜2個入っています。 
同属で、白花を咲かせる  シロバナシナガワハギ(白花の品川萩、学名:Melilotus alba)と同様、畑の緑肥や飼料用に栽培されたり、全草にメリロート酸、クマリンなどの成分が含まれるので薬用とされたり、ハーブティに用いられたり、ミツバチの蜜源とされます。
●似た花 シロバナシナガワハギ(白花の品川萩、学名:Melilotus alba)、エニシダ

一般名:シナガワハギ(品川萩) 学名:Melilotus officinalis(メリロータス・オフィシナリス) 又名:メリロートソウ、セイヨウエビラハギ 分類名:植物界被子植物真正双子葉類マメ目マメ科シナガワハギ属 原産地:ユーラシア 生活型:一年生または二年生植物、帰化植物 草丈:50〜180cm  茎:直立または斜上し良く分枝する。 葉色:緑、葉形:3出複葉、小葉形:倒披針形、小葉長さ:1.5〜3cm、葉縁:浅い鋸歯、小葉裏面:圧毛有、葉序:互生 開花期:5〜10月(春・夏に2度咲)、花序形:総状花序、花序長:3〜5cm、花色:黄、小花長:0.5cm 、竜骨弁(旗弁)形:広楕円形、翼弁と竜骨弁:同長、萼片:5裂  果実:豆果、果実形:広楕円形、豆果長:0.3cm、種子数:1〜2個 用途:薬用−全草、 備考:帰化植物、花に甘い香り有。

■関連ページ
シナガワハギ(品川萩)  8月の花(2004年)  シロバナシナガワハギ(白花品川萩) 


シナガワハギ

シナガワハギ(品川萩) シナガワハギ(品川萩)
シナガワハギ(品川萩)、東京都薬用植物園、2008年5月10日

シナガワハギ(品川萩)
シナガワハギ(品川萩)
2004年8月8日、木場公園で