スモークツリー(Smoke tree)とは
スモークツリー(Smoke tree) とは、ムクロジ目ウルシ科ハグマノキ属の落葉低木または小高木です。
欧州南部、ヒマラヤ、中国南部原産で、日本へは明治時代に渡来しました。
初夏、円錐花序に少しの目立たない小さな五弁花と多数の不稔花を付けます。
夏、五弁花が終わり小さな果実が成る頃、不稔花の花茎が糸状に細長く伸びて煙状に見える姿を鑑賞します。
花名の由来
樹形が、ボァ〜とした煙状に見えることから煙の木、
英名にしてSmoke tree(スモークツリー)、
霞がかかって見えるので霞の木と呼ばれます。
また、ハグマノキ(白熊の木)とも呼ばれますがそれは、
花の形がチベットに生息する毛足が長いウシ目ウシ科ウシ属ヤク種の動物の雄、ヤク(Yak)の
尾毛から作った払子(ほっす)や尾の装飾品に似ていることから名付けられました。
用途
スモークツリーの主な用途は、切り枝や、鉢物、庭木、庭園木、
天皇や中国の皇帝が着用する衣服を染める黄土色の染料とされます。
一般名:スモークツリー(Smoke tree)
、学名:Cotinus coggygria
、別名:ケムリノキ(煙の木)、カスミノキ(霞の木)、ハグマノキ(白熊の木)、スモークブッシュ(Smoke bush)
、分類名:植物界被子植物門双子葉植物綱ムクロジ目ウルシ科ハグマノキ属
、原産地:欧州南部、ヒマラヤ、中国南部
、樹高:3〜5m
、葉のつき方:互生 葉形:倒卵状楕円
、葉長:3〜8cm 葉縁:全縁(少し鋸歯があるものも)
、新葉色:暗紫赤色→緑
、開花期:5〜6月 花柄の展開:6〜7月
、花序形:円錐花序 花序長:15〜20cm
、花径:0.3cm 花弁数:5弁花
、稔花と不稔花(ふねんか咲かない花)
、花色:サーモン、薄緑、薄桃、白、赤紫 果実種類:小核果
、備考:雌雄異株、実際に咲く花は少しで大半が不稔花。
、小さな花が咲いて果実が成る頃に、不稔花の花柄が糸状に細長く伸びて煙状に見えるもの
、用途:切り枝、鉢物、庭木、庭園木、黄色の染料
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