別名:アジアンティックハイブリッド(Asiatic Hybrids)
スカシユリ(透百合) とは、ユリ科ユリ属の多年草です。エゾスカシユリ(蝦夷透百合)とイワトユリ(岩戸百合)を交配して育種された品種です。
夏、塩分を含んだ強風の吹く過酷な自然環境にある海岸の岩場や砂地に、鮮橙色の地に赤褐色の斑を散らした六弁花(実際は三弁花と三萼片)を咲かせます。
広義には、アジアティックハイブリッド(Asiatic Hybrids)に分類され上述した鮮橙色が代表品種ですが、他にスカシユリとヨーロッパのオレンジリリー(Orange lily)を交配して育種された狭義のアジアティックハイブリッド(Asiatic Hybrids)に分類される園芸品種が多育種されています。
スカシユリという花名は、花弁の根元が細くなって隙間ができていることに由来します。
オニユリ(鬼百合)やコオニユリ(小鬼百合)、クルマユリ(車百合)は花が下向きに開き、
花弁の先端が極端に反り返えるのに対し、
スカシユリは上向きに咲き花弁は極端に反り返ることはありません。
草丈は低いですが、その割に大きい花を咲かせます。肉厚の葉には光沢があり、茎に密集して付きます。
一般名:スカシユリ(透百合)
学名:Lilium pseudolirion
別名:アジアンティックハイブリッド(Asiatic Hybrids)
科属名:ユリ科ユリ属
原産地:日本、朝鮮半島
草丈:30〜60cm
開花期:6〜8月
花弁色:橙(原種)、黄・白・赤・桃(園芸品種)
花長:7〜10cm 花向き:上向き
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