日本スズランと独逸スズランの比較【かぎけんWEB】
スズランとはユリ目ユリ科スズラン属の多年草です。別名:キミカゲソウ(君影草)
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日本鈴蘭、ドイツ鈴蘭
両者の花を例えれば、日本鈴蘭は白磁のゆのみ、独逸鈴蘭はティーカップ
そのこころは、日本鈴蘭の花は小さ目で深い壷型の花、独逸鈴蘭の花はそれより大き目で口広の浅い紅茶カップ型に似ています(個人の感想です)。
スズラン(鈴蘭)の花
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日本スズランとドイツスズランの比較
日本では日本鈴蘭と、ドイツスズランが出回っているので、まず両者を比較しておきます。
日本スズラン
日本スズランは在来種で、草姿は控えめで、花のカップは長い壺状で深さは長く、花径は小さ目の花数は少ない山野草で、高温多湿に弱いため園芸店ではあまり売られていない。日本では日本鈴蘭もドイツスズランも区別せずスズランと言う名前で売っているので注意が必要です。植物園では区別されています。(開花時の花の位置が葉より低く、垂下して葉に隠れるように咲く、花の内側にある雄蕊の付け根が白い、と言われる)
ドイツスズラン
ドイツスズランは外来種で、草姿に勢いがあり、花のカップは広く浅い壷状で、花径は大き目で花数が多い園芸品種で、高温多湿に強いので園芸品店で多数売られている。(開花時の花の位置が葉より高く、垂直に咲く、花の内側にある雄蕊の付け根が赤いと言われる)
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筑波植物園
ドイツスズラン(独逸鈴蘭)の花
鈴蘭の果実
鈴蘭のイルミネーション(札幌雪まつり)
広義のスズラン(鈴蘭)
スズラン(鈴蘭、広義の学名:Convallaria majalis)とは、日本と中国、ヨーロッパ、アメリカ原産でキジカクシ科スズラン属の多年草でスズランの総称とされます。英名では’’Lily of the valley’と呼ばれます。
スズランの種類
・日本スズラン(Convallaria majalis var. keiskei)
・ドイツスズラン(C. majalis var. majalis)
・アメリカスズラン(C. majalis var. montana)
花名の由来
属名の「Convallaria」は、ラテン語の「convallis(谷)」と「 leirion(ユリ)」の合成語で「谷間の百合(Lily of the valley)」と言う意味です。
日本スズランの種小名「keiskei」は、日本人の植物学者「伊藤圭介博」への献名です。
ドイツスズランの種小名「majalis」は「5月に咲く」と言う意味で、スズランの開花が5月であることに因みます。
スズランと似た花
似ている花に「スズランスイセン(鈴蘭水仙)」とも呼ばれるスノーフレーク(Snowflake、学名:Leucojum aestivum)があり間違えられることがあります。
花言葉
花言葉は「再び幸せが訪れる」。
一般名:スズラン(鈴蘭) 、学名:Convallaria majalis var. keiskei、狭義の学名:Convallaria keiskei 、広義の学名:Convallaria majalis、別名:キミカゲソウ(君影草、日本スズラン) 、Lily of the valley、分類名:植物界被子植物真正双子葉類キジカクシ目キジカクシ科スズラン属 、原産地:日本と中国(日本スズラン)、ヨーロッパ(ドイツスズラン)、アメリカ、生息分布:北海道~本州中部地方、在来種は北海道、生活環境:平地、 山地、 亜高山、生活型:多年草、草丈:15~20 cm、葉長:15~20 cm 、葉形:長楕円形(ドイツスズランの方が幅広)、開花期:4月~6月、花色:白、ピンク(ドイツスズランの園芸種)、花径:1cm(日本スズラン)、1~1.5 cm(ドイツスズラン)、花形:釣鐘型、花に芳香あり(ドイツスズランの方が香りが強い)、果実径:1cm(日本スズラン)、1~1..5 cm(ドイツスズラン)、果実
●スズランという花名がつく花
スズランズイセン(鈴蘭水仙)=スノーフレーク(Snowflake)
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